整形外科・整骨院・接骨院・ほねつぎ・鍼灸院・整体院はなにが違うの?

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東京でパーソナルトレーナーをしている安藤ひろゆきです。

先日、クライアントと『膝や腰に痛みが出たときや怪我をしたときに、整形外科と整骨院、整体院どこに行ったらいいの?』という話になりました。

整形外科・整骨院・接骨院・ほねつぎ・鍼灸院・整体院の違いを正確に知っている方が少ない事が話をしている中で分かりました。

今回は整形外科・整骨院・接骨院・ほねつぎ・鍼灸院・整体院の違いについてお話したいと思います!

整形外科・整骨院・接骨院・ほねつぎ・鍼灸院・整体院の違いとは?

名前が違う!

まず始めに先ほど、お話した整形外科・整骨院・接骨院・ほねつぎ・鍼灸院・整体院と6つの名前を挙げましたが、実は、『整骨院・接骨院・ほねつぎ』は名前が違うだけで、治療を行う先生は皆『柔道整復師』という資格を持っている方々です。

名前が違うだけで、やられている内容は同じです。

なので、実際は、整形外科・整骨院(接骨院・ほねつぎ)・鍼灸院・整体院の4つに分類されます。

資格が違う!

名前について分かって頂いたところで、それぞれの先生の資格についてお話したいと思います。

整形外科の先生の資格は、多くの方がご存知の『医師』です。
整骨院の先生の資格は、先程のお話した『柔道整復師』です。
鍼灸院の先生の資格は、『はり師』と『きゅう師』の2つの資格です。

ここまでの資格は『国家資格』になります。

そして、整体院の先生の資格は、『民間資格』なので、「無資格で開業している」と言う人もいらっしゃいます。

業務内容が違う!

先生の資格の違いについて、分かって頂けました?

次は、それぞれの業務内容についてお話したいと思います。

整形外科の先生は先ほどもお話したように「医師」なので、診断をすることが出来ます!
診断が出来るのは、医師だけです。

「整骨院で〇〇と診断されました。。。」
「整体院で〇〇と診断されました。。。」

という話を聞いたことがあるのですが、実は、整骨院や整体院では正確に診断をすることは出来ません。

レントゲン検査が出来るのは、医師だけです。
また、注射・投薬・手術が出来るのも医師だけです。

つまり、詳しい診断を知りたい場合には、整形外科に行くのが良いです!

 

次に、整骨院(接骨院・ほねつぎ)ですが、先生の資格は、『柔道整復師』でした。

柔道整復師の業務内容は、『骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷』などの外傷のみです。
例えば、スポーツの試合中に脱臼などをした場合に整復できるのは、柔道整復師になります。

こんなことを書くと波紋を呼びそうですが、慢性の肩こりや腰痛は基本的には外傷ではないので、整骨院では治療できない事になっています。

 

そして、鍼灸院の先生は、『はり師・きゅう師』の名前の通り、はりや灸で治療をしてくださいます。

あとでお話する保険適用の事を考えると、鍼灸院は、急性の症状というよりは、慢性の症状などの際に行かれる方が多いのではないでしょうか?

 

最後に整体院ですが、先生の資格は、『民間資格』なので、これといった決まりがありません。

ただ、マッサージをするには、『あん摩マッサージ師』という国家資格が必要なため、マッサージは出来ません。
あくまでも様々な手技を使い、施術をすることしか出来ません。

保険の取り扱いが違う!

だんだん、それぞれの違いについて分かってきましたか?
業務内容が結構違いますよね?

さらに、整形外科・整骨院(接骨院・ほねつぎ)・鍼灸院・整体院では保険の取り扱いについても違いがあります。

整形外科は、保険適用可能です。

整骨院(接骨院・ほねつぎ)は、受領委任という形で適用可能です。

受領委任とは、
受領委任払いとは、給付の受け取りをサービス事業者に委任することにより、
利用者が事業者に対して自己負担額のみを支払うようにする制度のこと

そして、鍼灸院は、 医師の合意の元で、保険適用可能になります。

医師に同意書を書いてもらい、それを鍼灸院に提出することで保険適用になります。
基本、医師の合意がない場合は、保険が適用されず、自由診療となります。

自由診療とは、
保険適用外の高度な先進医療を受けたり、保険適用外の新薬を使用したりできるが、診療報酬に法的制限はなく医療機関等が独自に決めることができ、その費用の全額が患者の負担となる

最後に整体院ですが、こちらは保険は適用されず、自由診療となります。

図にするとこんな感じです。

これまでお話したことを図にするとこんな感じです。

スクリーンショット 2015-01-19 3.35.39

こうして見て頂くと違いがよくわかるかなと思います。

どれが良いということではありません!

ここまでの説明をすると、『整形外科に行けばいいや!』と思われる読者さんもいらっしゃるかと思いますが、全て整形外科が良いわけではありません。

腰痛の8割は整形外科では原因が分からないという統計がありますし、それぞれに得意、不得意があるのです。

レントゲンで異常がなくても、痛みがあるということは十分に考えられるのです。
その痛みが骨の変形などの異常によって起こっていないとすると、筋肉の張りによる可能性も考えられます。
その際には、鍼灸院ではりや灸で治療をしたほうが良いかもしれませんし、整体院で施術を受けたほうが良いかもしれません。

また、明らかな骨折や脱臼などの処置が出来るのは、柔道整復師ですし、捻挫や打撲、挫傷した場合であれば、近くの整骨院に行って、施術をしてもらうという方法もあります。
その際に、骨折の疑いがある場合は、整形外科でレントゲンを撮って、より詳しい診断をしてもらうのが良いと考えます。

怪我の状態(急性なのか、慢性なのかなど)によっても、整形外科・整骨院(接骨院・ほねつぎ)・鍼灸院・整体院のどれを選ぶかは変わってきます。

それぞれの特徴を知った上で、最適な方法を選べるといいですね!

 

僕、個人的には、パーソナルトレーナーも民間資格なので、資格についてはあまり大きな声では言えないと考えています。

ですが、パーソナルトレーナーは運動指導のプロだと考えているので、整形外科・整骨院(接骨院・ほねつぎ)・鍼灸院・整体院の方々とは競合しません。

そのため、中立な立場でどの方法を選べばよいかをお話することが出来ると考えています。

パーソナルトレーナーが、健康・身体のコンシェルジュ的な役割を担うと日本の健康はもっと良くなると考えているので、ぜひ身体の事をパーソナルトレーナーにご相談下さい!

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3 件のコメント

  • いつも思うのですが、手順を踏んだわかりやすい解説ですね。
    大変参考になりました。
    ありがとうございました。

    • 斉藤さん
      コメントありがとうございます!
      今後もわかりやすいといって頂ける記事を書いていこうと思います!
      今後ともよろしくお願いします!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。 科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。 これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。193名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。 パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。