社長になるなんて簡単だから、そんなに焦らなくてもいいですよ

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パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。

今日はパーソナルトレーナー向けの記事を書かせてもらいます。

ダイエット記事を楽しみにしてくださっている読者さん、スミマセン。

最近、後輩のトレーナーから色々と質問をもらい、やり取りをしていました。

その中で、『パーソナルトレーナーで食べてて、社長ってカッコイイですね!』とある後輩に言われたのですが、自分自身ではそんな事を思ったことは一度もない。

正確にいうと、自分がフリーランスになったり、会社を設立した後はまったくそんな事、思った事がありません。

だって、フリーランスとか社長って誰でもなれるものなんで。(笑)

今日は、フリーランスとか社長ってそんなにカッコイイものでもないですよって話です。

目次

日本には約700万人の社長がいる

社長と聞くとカッコイイかもしれないけど、日本には法人企業と個人商店を合わせると約700万人の社長がいると言われています。

日本の労働人口が、人口の半分の6,000万人だと考えると、約8.5人に1人は「社長」という計算になります。

これって、結構多くないですか?

どうしてこんなにも社長がいるかというと、社長には誰でもなれるからです。

会社を設立する資本金と届けを出せば、誰でも会社を作ることが出来るのです。

それをやるか、やらないかの違いだけなのです。

会社を作ることは簡単ですが、存続させるのは、結構難しいです。

独立後、5年で85%の会社が潰れると言わるくらいですから。

フリーランスも全く同じ

フリーランスになるのも全く同じで、会社など属している組織を辞め、個人事業主としての届けを出せば、フリーランスになることが出来ます。

こちらも、属するということをやめるという覚悟を決めさえすれば、フリーランスになることが出来ます。

社長もフリーランスもそんなに甘くはない。

『お世話になった◯◯社を退社し、フリーランスになりました!』
『お世話になった◯◯社を退社し、新しく◯◯社を立ち上げました!』

なんてFacebookなどで書くとカッコイイな!って思う人もいるかもしれませんが、社長にしても、フリーランスにしてもそんなに甘いものではありません。

会社員から独立したことのある人はみな感じた事があると思いますが、給料は自動的には振り込まれません。

会社員であれば、25日なら25日の給料日に自動的に決まった金額が振り込まれます。

フリーランスになったら、自分が稼いでこなければ、自分がこのくらい欲しい!と思っていた金額をもらうことは出来ません。

また、社長も同じで、会社にある程度の売上がなければ、あらかじめ決めた額の役員報酬をもらうことは出来ません。

つまり、自分の仕事の成果がダイレクトに返ってくる環境になるのです。

自由な時間が沢山あるわけでもありません。

また多くの人が思っているほどフリーランスはバラ色の人生ではありません。

フリーランスというくらいなので、自由な時間が増えそうな印象がありますが、独立当初は会社員の時よりもっと時間が無くなります。

ゴールをどこに設定するかにもよりますが、かなりの努力量が必要になります。

パーソナルトレーニング専門ジムで働いている場合を例にすると会社員の時は、セッションをするだけでよいことが多いです。

マネージャーなどの役職なったとしても、フリーランスほどの仕事量になることはありません。

フリーランスになったら、集客から、顧客管理、売上の管理、フォローアップやアフターフォローなどなど、全ての事を自分でやらなければなりません。

そして、それらが上手くいかなかったとしても全て自分の責任だと思える謙虚さとメンタリティーが必要になります。

独立は一人暮らしに似ている?

僕が勝手に思っていることですが、独立は一人暮らしを初めて始めるときに似ています。

実家にいる時は、一人暮らしになれば、時間が出来て、好きなことが出来ると考えています。

というか、僕はそう考えていました。(笑)

いざ、一人暮らしをしてみると炊事洗濯、部屋の掃除をはじめ、様々な事を自分がやらなければなりません。

これらを全てやっていると意外と自由な時間って、ないものなんですよね。

自分が掃除をやらなければ、部屋はどんどん汚くなっていきますし、家に帰ってボーとしていても夕食は出てきません。

そうこうしている内に母親のありがたみを実感するのです。

これがフリーランスになった後、起こります。

様々な事を自分でするようになってはじめて、会社の偉大さやありがたみがわかるのです。

母親であれば、『あの時はヒドイことを言ってごめん』と話して、仲直りをすることが出来ると思います。

ですが、会社を止めた後に『やっぱり戻りたいです。。。』とは言えないものですし、仮に言えたとしても復職する可能性がどのくらいあるかは謎ですね。。。

おまけにトレーナーさんの多くは、顧客を引き連れてやめている場合が多いので、なおさら、復職するのは難しいのではないでしょうか?

焦る必要なんか全くありません!

早く一人暮らしをすれば、一人暮らしに慣れるという利点はあるかもしれませんが、そんなに焦る必要はないと個人的には思っています。

それよりは、1人で生活出来るだけの知識や技術(独立するのであれば、最低限必要なビジネススキル)を身につけてから独立しても遅いということはありません。

それに、早く独立をした人が成功するという保証もありません。

冒頭にお話したように独立後、5年で85%の会社が潰れるのですから。

パーソナルトレーナーの世界で、独立して、いずれ会社を作って、一生の職業にしようと思っているなら、しっかりと準備をしてからでも決して遅いということはありません。

社長やフリーランスという響きがカッコイイし、自分も早くなりたいからなる!みたいなのが一番危険です!

会社員の時よりも楽しいこともたくさんありますが、それと同じくらい大変なこともあるのです。

フリーランスや社長には、覚悟があれば誰でもなれます。

それよりも大切なことは、自分がなぜ独立したいのか?ということを明確にすることが重要です!

しっかりと準備をして、独立をしても決して遅いということはありませんよ。

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この記事を書いた人

筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。
科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。
これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。196名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。
パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。
メディア出演,お仕事依頼 → info@lifetime-athlete.co.jp

     
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