トレーナーに大切にされていると感じたことがありません

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東京でパーソナルトレーナーをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。

先週、こんな記事を書きました。

今、目の前にいるクライアントを大切にしていますか?

こちらはパーソナルトレーナーさん向けに書いた記事なのですが、この記事を読んでくださった読者さんから、LINE@にメッセージを頂きました。

そのメッセージは、先程ご紹介した記事で書いた通りの事が現場で起こっているということを証明する内容でした。

今日は、パーソナルトレーナーとクライアントの関係について頂いたメッセージで考えたことをお話したいと思います!

目次

LINE@に頂いたメッセージはこちら。

LINE@に頂いたメッセージはこちらです。(プライバシー保護のためアイコンにモザイクをかけています)

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初めにこのメッセージを頂いた時は、「えっ!?僕のこと?」と思ったのですが、『はじめまして』と書いてあるので、おそらく直接お会いしたことの無い方だと思いました。

その後、このメッセージに返信をさせて頂き、1年ほど前からブログを読んでくださっている読者さんだとわかりました。

こんなメッセージを頂くということは、トレーナーからの扱いに大きな不満を抱えていらっしゃるのだと強く感じました。

今、3人目のパーソナルトレーナーさんとトレーニングをされているそうですが、

『詳しい理由は言えませんが、大切にされていると感じたことはありません。』

とその後のメッセージでも書かれていました。。。

パーソナルトレーナーの仕事を再度考えました

このメッセージを頂いてから、再度パーソナルトレーナーの仕事について考えました。

パーソナルトレーナーは、運動指導の専門家ですが、仕事を業種で分けると『サービス業』の側面が非常に強いと考えています。

そう考えると、指導技術だけでなく、メッセージにあるように接客について学ぶ必要があると感じています。

僕自身、会社員時代に、その部分を叩き込まれましたし、マナー研修も受けさせてもらいました。

独立してからも接客について継続的に学んでいます。

これは、『クライアントがより良い状態でトレーニングが出来るようにする』のがパーソナルトレーナーの1つの役割であると考えているからです。

ただ、職人的に運動処方が出来るだけでなく、クライアントのモチベーションなど感情面も考慮して、トレーニング指導が出来るのがパーソナルトレーナーの本当の姿ではないでしょうか?

ホスピタリティってことじゃないんですよね。。。

こういう話をすると、『要するにホスピタリティですよね?』って言う人がいますが、そういうことではありません。

一般的に知られている言葉にすると「ホスピタリティ」という言葉になるのかもしれませんが、本質的には

クライアントが心地よいと感じる環境を提供できているか?

ってことです。

ホスピタリティを人が人に対して行なういわゆる『おもてなし』だと思い、それをテクニックだと考えてしまうと、上手くいきません。

なぜなら、クライアントが心地よいと感じる環境はひとそれぞれ違うからです。

本当の意味で、クライアントがなにを求めているのか?

今、目の前のクライアントに必要なものは何なのか?

ということを一生懸命考えることもその1つだと考えています。

時には、クライアントにキツイ言葉や苦言を言うことも必要かもしれません。

先生と生徒の関係だけではない

パーソナルトレーナーとクライアントの関係は、トレーニング中は『先生と生徒』の関係かもしれません。

ですが、見方を変えると『サービスを提供する側と提供される側』という見方もできます。

これは、お客さまだから、ペコペコしなさいということではありません。

物事は色々な側面があり、その側面それぞれで色々な見方が出来るということです。

1時間のパーソナルトレーニングだけでなく、あなたが提供するサービス全体を俯瞰してみた時に、クライアントが満足していない部分があるのなら、その部分を強化するのは当たり前なのではないでしょうか?

そういう視点で、ビジネスとしてパーソナルトレーニングを見る目が必要なのだと、このメッセージを頂いてから改めて感じました。

知りたい事があるなら、質問すればいいじゃん!

ここまで読んでいるトレーナーさんで、

『知りたいことがあるなら、質問すればいいじゃん!』

『聞かないのはクライアント側にも問題があるのでは?』

なんて思っているかもしれません。

確かに、そういう見方も出来ますよね?

でも、よくよく考えてください。

なぜ、あなたのクライアントは、決して安くないお金を払って、あなたに個別指導を受けているのでしょうか?

それは、大勢では聞けない。。。質問できない。。。という気持ちがあるからかもしれません。

丁寧に指導を受けたい!と思っているからかもしれません。

そうやって、トレーニングを申込んだけど、トレーナーさんに会うと緊張してしまって、質問できない。。。ってクライアントは結構いらっしゃいます。

実際、僕のクライアントにもそういう方は結構いらっしゃいます。

そこを、トレーナー側が突き放すのではなく、こちらから歩み寄って、聞く姿勢は必要なのではないでしょうか?

こうした姿勢がホスピタリティになるクライアントもいるのです。

もちろん、ずっとそういう関係で良いということではなく、トレーニングを進めて行く内に、自然と質問が出来るようになる関係性を作っていくことが必要になります。

ただ、最初のキッカケはクライアントではなく、トレーナー側が作る方がスムーズにいくと考えています。

自分の知りたいことはいつでも質問できる!って人はもしかしたら、パーソナルトレーナーをあまり必要としていないのかもしれません。(笑)

こんな偉そうに言っている僕自身もトレーナー1〜3年目くらいは同じことを思っていました。

そこで数々の失敗をして、

「指導する立場だからって、上から目線でいてはダメなんだ。」

という事に気がつき、そこから徐々に指導スタイルも変わりました。

指導スタイルが変わってから、自分を指名してくれるクライアントが増えたことは言うまでもありません。

運動指導はもちろんですが、それ以外にも

クライアントが求めていることを提供する

これがパーソナルトレーナーに必要なことなのではないでしょうか?

既存のクライアントを大切にする方法についてお話します!

11月のフリーランストレーナー向けビジネス塾では、既存のクライアントを大切にする方法を学びます。

このように書くとテクニック論ぽくなってしまうのですが、お話するよう内容は先程お話したような本質的な内容です。

フリーランスパーソナルトレーナー向けビジネス塾は、毎月第2・4日曜日18:00から開催(変更あり)しています。

ただ、第4日曜日は塾生限定のコンテンツになるため、お試しでこられるパーソナルトレーナーさんには、第2日曜の講義にご参加いただいております。

次回のビジネス塾は、11月13日(日)『クチコミ・ファン化』を予定しております。

10年後も活躍し続けるパーソナルトレーナーになるために、『長時間働かなくても、お客様が増え、売り上げアップする7つのステップ』を通して、ビジネスの本質を学びませんか?

フリーランスパーソナルトレーナー向けビジネス塾は、大々的に募集はしていません。

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この記事を書いた人

筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。
科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。
これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。196名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。
パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。
メディア出演,お仕事依頼 → info@lifetime-athlete.co.jp

     
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