パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
昨日、パーソナルトレーニング中に、クライアントとあるサプリメントの話の最中に
あー、それはプラセボで、全く根拠無いですね。
安藤さん、プラセボではなくて、プラシーボではないですか?
ってプラシーボ(プラセボ)効果の話になりました。
この会話と同じように『プラシーボとプラセボって何が違うんだろう?』って思われている読者さんもいらっしゃると思いますので、今日は、プラシーボとプラセボの違いについて、お話したいと思います!
プラシーボとプラセボは同じ意味
プラシーボとプラセボって全く同じ意味で使われています。
偽薬(ぎやく、placebo、プラセボ、発音: pləˈsiːboʊ)とは、本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事である。
Wikipediaより
成分としては、少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響のないブドウ糖や乳糖が使われる事が多い。
「placēbō」はラテン語で「私は喜ばせる」の意。
日本ではプラシーボと呼ばれる場合も多い。英語圏の辞典類での発音表記も「プラシーボ」に近い。
プラシーボ(プラセボ)効果の例として、よく出てくるのは、ビタミン剤を『風邪薬だよ!』と渡して、飲んでもらったら、風邪が治ったというものではないでしょうか?
このように偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる時に使われるのが多いと思います。
『プラシーボ』と『プラセボ』で呼び方が違うのは、『英語読み』か『ラテン語読み』かということで違うということです。
こんな意見もあります。
僕は、前にこの質問を受けた時に、プラシーボとプラセボの違いについて調べました。
その時の結論は、先ほどご紹介した『読み方の違いで、意味は一緒』というものです。
今回、Blogに記事を書く上で再度調べてみたら、こんなtwitterでの書き込みを発見しました。
プラシーボとプラセボは違いますよ。プラシーボは「良いと思うと本当に良くなる、あるいは効果が増す、精神的相乗効果」という意味で、プラセボは「にせ薬を本物と思った時の効果、又はにせ薬の名称」という意味です。似て非なるものです。使う分野も違うし。
— tamu (@tamu0719) 2012, 5月 16
この方の主張は、
プラシーボは、偽薬などを使わず、メンタル面がポジティブになることで、良い状態になるという効果
プラセボは、偽薬を使って良い状態になる効果、もしくは偽薬の総称
というものでした。
「なるほどー。そうやって使い分けるのもイイな」と思ったのですが、この主張を鵜呑みにするのもどうかなと思ったので、再度自分なりに考えました。
プラシーボとプラセボどちらを使っても、同じ意味
僕の結論は、やはり始めにご紹介した『読み方の違いで、意味は一緒』というものです。
理由は語源にあります。
さきほどご紹介したWikipediaの中に、「placēbō」はラテン語で「私は喜ばせる」の意という部分があります。
このラテン語「placēbō」が転じて、患者さんを喜ばせることを目的とした、薬理作用のない薬のことを指すようになったのではないかと解釈したからです。
そう考えると、病院では薬だというだけで、扱う人が医者でなければ、道具は違ってくるのかなと。
人によってはその道具が、サプリメントかもしれないし、何かのドリンクかもしれません。
そう考えると、プラシーボとプラセボ、どちらを使っても良いのかなと思います。
ちなみに僕は、プラセボのほうが文字数が少なくて、言いやすいので、プラセボって言うことにしています。(笑)
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