パーソナルトレーナーを目指しているみなさんへ

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パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。

2015年前半は、パーソナルトレーナーを目指す方々に様々なところで、お話をさせていただく機会をいただけました。

ライザップさんがTVCM等のプロモーションをしてくれている効果は、パーソナルトレーニングだけでなく、パーソナルトレーナーになりたいという人達をも増やしているという現実があります。

お話をさせてもらった80%近くの人が、『ライザップのCMでパーソナルトレーナーを知りました』と言って、パーソナルトレーナーを目指し、企業に入ったり、パーソナルトレーナーの養成講座に通われています。

そんなやる気が満ち溢れている皆さんとお話していると元気をもらうのですが、常にある違和感を感じているのも事実なんです。

その違和感がなんなのか、自分なりに結論が出て、それをこれからパーソナルトレーナーを目指している人に伝えないといけないなと勝手に思いました。(笑)

今日は、パーソナルトレーナーを目指している皆さんにお伝えしたいことを書かせてもらおうと思います。

『ダイエット記事が読みたい!』という読者さんは今日の記事は読み飛ばして下さい。

目次

パーソナルトレーナーは誰でもなれる?

パーソナルトレーナーになりたいと思った人は、どうやったらパーソナルトレーナーになれるか気になりますよね?

パーソナルトレーナーには誰でもなれます!

しかも、今日、この記事を読んでいて、なることが出来ます。

なぜなら、パーソナルトレーナーという資格は、民間資格しか無いからです。

つまり、誰でも『私(僕)は、パーソナルトレーナーです!』と宣言すれば、パーソナルトレーナーになることが出来ます。

そういった意味では、非常に参入するのが簡単な職業と言えます。

パーソナルトレーナーになるには、どんな事が必要なの?

パーソナルトレーナーには名乗りさえすれば、なれるのですが、実際に仕事をするとなると、名乗るだけでは実際に活動することは出来ませんよね?

パーソナルトレーナーもどんな目的のクライアントを対象にするかで変わってきますが、基本的には

  • 運動処方(エクササイズテクニック・トレーニング指導など)
  • 栄養処方
  • コーチング

などの要素が必要だと考えています。

それ以外にも学ばなければならないことはたくさんあるのですが、それは前に記事に書かせていただいたので、こちらをご覧ください。

これらの要素が全て揃ったからと言って、パーソナルトレーナーとして成功できるとは言えませんが、これらの分野について、ある程度知っていることは、必要最低限のレベルになります。

ビジネス的な要素については、弊社が運営するこちらのブログに書いていますので、こちらをご覧ください。

誰でも簡単に名乗れるけど、職業として成り立たせるのは難しい。。。

パーソナルトレーナーを職業として、会社員時代も含めて、13年目になります。(2015年9月1日で丸13年になります)

その間に沢山の人がパーソナルトレーナーを目指し、そして、沢山の人がパーソナルトレーナーを辞め、別の仕事についています。

こんな話をするとパーソナルトレーナーという仕事が離職率が高いということを言いたいの?と思われるかもしれませんが、そうではありません。

先ほどもお話した様にパーソナルトレーナーは誰でも簡単に名乗ることが出来ます。

ですが、それを職業として成り立たせている人、いわゆるプロフェッショナルな人は、非常に少ないということです。

プロフェッショナルの定義とはこうなっています。

プロフェッショナル(英:Professional)、略して「プロ」は、本来の意味は「職業上の」で、その分野で生計を立てていることを言い、「公言する、標榜する」が語源である。しかし、日本語としての「プロ」という言葉には、派生としてある分野について、専門的知識・技術を有していることあるいは専門家のことの意味が含まれる

(Wikipediaより)

つまり、パーソナルトレーナーとしての収入だけで生計を立てている人は、名乗っている人の数に比べるとかなり少ないのです。

なぜ、プロフェッショナルなパーソナルトレーナーは少ないのか?

これは様々な考え方がありますが、僕はパーソナルトレーナーが簡単になれる仕事だと思われているからだと考えています

名乗る事が誰でも出来るということは、パーソナルトレーナーの増加率は無限大です。

極端なことを言えば、日本の総人口1億2000万人が全員パーソナルトレーナーになれるということですから。(笑)

数が増えれば増えるほど、パーソナルトレーナーを職業として、生計を立てていこうという人は少なくなります。

これによって、プロのパーソナルトレーナーの率が少なくなるのです。

好きだけでは仕事にできない。

パーソナルトレーナーを目指す多くの人が一番初めに言われることは、 『自分は、身体を動かすことが好きなので、好きなことを仕事に出来ればと思って、パーソナルトレーナーになろうと思いました!』 というフレーズです。

このような志望動機はスゴくいいと思いますが、実際にトレーニング中に身体を動かすのは、クライアントでトレーナーはフォームのデモなどを見せたりしますが、セッションの間でそんなに動いたりはしません。

そのため、このような意識はどこかで変える必要があると僕自身は感じています。

『クライアントの目標達成の為にトレーニングという運動処方を用いて、お手伝いする』 という気持ちを持てると、パーソナルトレーナーとして長くやっていけるのではないかと今は思ってます。

業界自体の問題もある。

ここまでお話すると、パーソナルトレーナー未経験で、志望している人達に勘違いしないでほしいという内容のように見えてしまいますよね?

僕は、そうは思っていません。

というのも、そうしたイメージをパーソナルトレーナーを知らない人たちに持たせてしまったのは、僕を含めた業界全体の問題だからです。

最初にお話したようにライザップさんのTVCMでパーソナルトレーナーを知った人がこれだけいると言うことは、今まで業界的には、外への露出が少なかったことを意味します。

つまり、『知っている人は知っている』という状態だったのです。

それが、『多くの人が知っている』に変わりつつあります。

そんな時期だからこそ、未経験でパーソナルトレーナーを目指す人が業界に増えています。

それを業界内の人は、『トレーニング好きの素人が、パーソナルトレーナーになれるわけ無いでしょ?いい加減なことしないでよ』といってしまいがちです。

ですが、僕にもド素人の時代はありました。

そのド素人を先輩方がここまで育ててくださいました。

業界にやる気のある人材が沢山来てくれるのであれば、「そんな事を言わず、全力でパーソナルトレーナーになってもらいましょう!」と僕は思います。

だって、日本には、プロフェッショナルなパーソナルトレーナーはまだまだ足りないからです。

今こそ、業界全体で協力して、盛り上げていきたいっすね!

本気でパーソナルトレーナー目指すなら、全て教えます!

研修等で、僕が講義をさせて頂き、受講生が口をそろえて言うのが、

『こんなに色々な事を学ばなければならないとは思いませんでした。。。パーソナルトレーナーってスゴイ職業ですね。。。』

先ほどご紹介した記事でもお話しているのですが、パーソナルトレーナーになるには、人間の身体に関する知識に加え、メンタル面への知識、それをどうアウトプットするかというコミュニケーションスキル、さらにはクライアントの身体を目標へと導いていく計画性などのビジネススキルにも通じる部分まで必要になります。

『トレーニングが好きだから。』では、到底務まらない仕事です。

でも、メチャクチャやりがいがありますし、僕はこの仕事に出会えて、本当に良かったと思っています!

もちろん、この気持に慣れるまでには様々な辛い経験や挫折がありました。

でも、様々な人の助けがあって、乗り越えることが出来たから、今があると思ってます。

ここまで記事を読んで、それでも、『パーソナルトレーナーをやりたい!』という読者さんには、僕が持っている知識、技術を全てお教えします!

ぜひ一緒にパーソナルトレーナー業界を盛り上げていきましょう!

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この記事を書いた人

筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。
科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。
これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。196名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。
パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。
メディア出演,お仕事依頼 → info@lifetime-athlete.co.jp

     
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