パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
最近、同じようなことが続いたので、先日Twitterに思わずこんなことを書いてしましました。。。
これは、トレーナー業界に限った話ではないと思いますが、多くのトレーナーさんに関わっていて感じることです。
また、海外で活動されていたトレーナーさんにお話を聞くと、『日本のトレーナーさんには多いですよね。。。』とよく言われます。
今日は、少し感じることを書かせてもらおうと思います。
無形のモノに価値を感じにくい人が非常に多い
少し前にこの記事がSNSで拡散されて、話題になりました。
どうしてプロに無償で仕事依頼しちゃダメなのか – 原価のある、時間
この記事ではこう書かれています。
プロに無償で仕事を頼む人は、”手に職系”の人達が”技術”をお金に変えて生活しているということを理解できていないのだと思います。
別の言い方をするなら『金=モノ』としか思えていない。
この傾向は、海外より日本のほうが強いようです。
日本でサービスなどの無形のモノが売りにくいのは、このためだと言われています。
これがすべての原因だとは思いませんが、無形のモノに価値を感じにくい人が非常に多いと感じています。
どうしてスキルを学ぶセミナーは高額なのか?
そうした無形のものに対する価値が低いのは、義務教育なども含めた日本の教育にも問題はあると思いますが、これを話すと長くなるので、今回は割愛します。
では、どうしてスキルを学ぶセミナーは高額なのでしょうか?
それは、『メシの種』だからです。
ビジネスのスキルにしても、トレーニングのスキルにしても、それが学んだトレーナーの知識になり、メシの種になるからです。
それらを学ぶことで、トレーナービジネスが順調に伸びたり、トレーニングの料金を値上げするための付加価値になったりします。
同業者のセミナーで言えば、自分のところのビジネスの秘密を相手に公開するわけです。
しかもそれは、その方が長年に渡って、学び、実践し、体系化したり、メソッド化したりして、再現性を高めたものの場合が多いです。
それをつくり上げるまでにかかった費用と時間を考えると、そこにはかなりの価値があると僕は感じています。
それをパッといただくわけですから、それなりの値段が必要になるのはお分かりいただけると思います。
なぜ、情報が無償になってしまうのか?
トレーナー業界では、『ちょっと相談に乗ってもらえますか?』ということで、無償で情報をもらうのが当たり前、相手の好意に甘えている事がかなり多いと感じています。(僕が多く体験しているだけかもしれませんが。。。)
それでいて、費用のかかる学びには手を出しません。
特にトレーナーのスキル以外の学びにはかなり消極的です。
人が学んだことを聞きたいときは、『飲みに行きませんか?』とお誘いを受けます。
これって、今まで伝統的に行われた来たのかもしれません。
僕はこれはあまりいい慣習だとは思っていませんし、こうしたことをやっていると絶対にビジネスでは成功しないなと思ってしまいます。
なぜ、情報に対価を払わないとビジネスが成功しないのか?
パーソナルトレーニングは無形のサービスです。
都内なら、1時間最低でも6,000円(税別)、高いところでは20,000円(税別)以上するトレーナーもいます。
非常に高額な料金を頂戴しています。
無形のモノなのに、短時間で高額な料金を頂けるのは、自分の技術をお金に変えているからです。
先ほどご紹介した“手に職系”の人達が”技術”をお金に変えて生活しているのです。
つまり、パーソナルトレーナー自体も自分の技術をお金に変えているのです。
それなのに、自分がクライアント側になったら、その対価を払うことを渋ってしまう。。。
これでは、相手から同様にお金をもらうことはできません。
情報や技術に対価を払うというクライアント側の気持ちがわからないのですから。
あなたの情報にお金を払う価値がありますか?
ここまで偉そうに書いてきましたが、『あなたの情報にお金を払う価値がありますか?』という疑問を持たれる読者さんもいらっしゃると思います。
そもそも、その情報に価値がなければ、対価を払う必要はないですもんね。
立ち話レベルの話にお金を払って聞く人は、ほとんどいないのは、よく理解しています。
僕自身は、独立してから、パーソナルトレーナーのコンサルティングをはじめ、トレーニングジムのコンサルティング、トレーニングジムのプロデュースなど様々なことに関わらせていただいています。
そのどれもが、対価(お金)を頂いています。
そうした今までの経験を元に、その方のビジネスのアドバイスをさせて頂くわけですから、それなりに対価をいただかなければと思っています。
これは、自分の経験に価値があると思っているのとは別に、僕にお金を払って頂いたこれまでのクライアントに説明がつかないからです。
『知り合いだから』『仲良くなったから』という理由だけで、有償で情報提供させていただいていることを、無償にはできないのです。
情報がタダの世の中なんて存在しない
今、インターネットで検索をすれば、無料の情報があふれています。
そんな世の中だから、『情報は無料』という認識になりやすいのかもしれません。
ですが、それは間違いです。
語弊を恐れず言えば、無料のものには何かしらのカラクリによって対価を払っています。
それは、自分の情報かもしれないし、企業が欲しがるビックデータかも知れません。
お金とは違うモノを対価として支払っているので、無料なのです。
こうした時代になっても、『本当に有益な情報は有料』です。
先ほどもお話した長年に渡って、学び、実践し、体系化したり、メソッド化したりして、再現性を高めたものである場合はなおさらです。
それらを短時間で教えてもらうわけですから、ある程度投資をすると思って、対価をしっかりと支払いたいですね!
こうした社会の仕組みを理解して、無形のモノの価値を考えて、お互いに気持ちのいいやり取りが出来るといいですね!
僕も自分がそうならないように気をつけたいと思います。
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