パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
先日、メルマガの読者さんからこんなメールを頂きました。
私は以前過度なダイエットして、それ以来水を飲んでも太る体質になってしまいました。
体重が増えるのが怖くて、水もあまり飲まないようになりました。
身体に良くないので、1度は体重が増えることを受け入れ水を飲むようにアドバイスをされましたが、水1リットル飲んで1キロ太るぐらいなら、ポテトチップス1袋食べて300g太った方がマシと考えてしまいます。
どうしたら普通に食事がとれるようになりますか?
過度なダイエットの後に身体に不調を感じたり、生活がめちゃくちゃになってしまう人も少なくないようです。
今回、ご相談頂いた方も、色々と自己流でダイエットをしてきたのですが、なかなか自分の思うような身体にならず、お困りのようでした。
今日はこちらのご相談にお答えした内容をシェアしたいと思います!
『太る』というイメージは人それぞれ
こうしたご相談を受ける際に、初めに確認しておきたいことは、言葉のイメージについてです。
この方は、『太る=体重が増える』というイメージをお持ちです。
僕の太るのイメージは少し違います。
僕は、『太る=体脂肪が増える』とイメージをしています。
体重が今よりも仮に増えたとしても、今よりも痩せて見えるという人は大勢いらっしゃいます。
ですが、ダイエットをしている多くの方は、今回のケースと同じように『太る=体重が増える』とイメージをされている場合がほとんどです。
水を飲めば、体重は増えます
先ほどご紹介したメールの内容の中に、『水を飲んでも太る体質になってしまいました。』という部分がありました。
もし、『太る=体重が増える』とイメージしていると、水を飲むと全ての人が太ることになります。
例えば、500mlのペットボトルの水を飲めば、その直後の体重は0.5kg増えます。
これは誰がやっても同じように起こります。
ただ、これは一時的なもので、汗や尿で水分が外に出れば、体重は元に戻ります。
これを太ったとは厳密には言わないのです。
水とポテトチップスで増えた体重は全然内容が違う
また、今回のケースだと水を飲んで体重が増えるくらいなら、ポテトチップスを食べて太ったほうがマシだと書かれていました。
『えっ!?』って思った読者さんも多いと思いますが、ダイエットをしたいと言われるクライアントでは、今回のようなケースがかなりの数あります。
その際にもお伝えするのですが、水とポテトチップスで増えた体重は同じ1kgでも内容がぜんぜん違います!
水はもちろん、水分だけで、体重の増加も一時的なものです。
ですが、ポテトチップスは炭水化物と脂質がメインの食べ物になります。
栄養があるので、食事の内容にもよりますが、余れば身体の中に脂肪となって蓄えられます。
そうして増えた体重は一時的なものではなく、多くの場合、体脂肪となっています。
これは、体重計の数字だけでは確認することが出来ないので、なかなか実感しにくいのですが、そういうことです。
頭で理解したことが腑に落ちないと効果はない!
ここまでお話したように、今回のケースでは、
- 太る=体重が増えるではない
- 水を飲むだけでは太らない
- 水とポテトチップスでは内容がぜんぜん違う
という部分を1つずつ理解をしてもらう必要があります。
論理的にお話をして、頭で理解してもらうことはもちろん重要です。
ですが、1番大切なのは、頭で理解したことを自分の中で腑に落ちるとこまで持っていくということです。
これがないとこうした悩みを解決することは出来ません。
なぜなら、結果は以下のプロセスで成り立っているからです。
思考 → 行動 → 習慣 → 結果
最初の思考が変わるには、頭で理解するだけでなく、自分の中で腑に落ちるということが必要になります。
これには時間がかかります。
そのため、今回のケースでは、まず太るということのイメージを変えることを根気強くやる必要があります。
そのイメージが変わると『私、水を飲んでも太るんです。。。』という発言はでなくなると思います。
その後は、食べるものを少しずつ変えながら、小さな成功体験を重ねて、今までの食べ物へのイメージを変えていく必要があると考えています。
今回のご相談は文章だけで改善するのは、難しいケースかも知れませんが、文章でもその人の思考が変わる可能性はあるので、このブログやメルマガでそうした部分をお伝えできればと思っています。
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