『だけ食べの方が消化しやすいよ』って理論は合ってるんですか?

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パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。

前回のBlogで食事をする時に、食べた順番に胃の中に蓄積されて、ミルフィーユ状になるという理論はウソであるというお話しをさせていただきました。

投稿後に

『えー、そうなんですか!?勉強になりました』
『よくよく考えるとそうですよね。。。』

といった意見を読者さんから頂きました。

それっぽい理論なので、そうなると思い込んでいる方も多いかもしれませんね。

そんな中、Facebookで記事をシェアしていただいた際に、こんなコメントを頂きました。

ミルフィーユにはならんと思うけど、炭水化物なら炭水化物だけ、たんぱく質ならたんぱく質だけのほうが消化しやすいよって理論は合ってるんですかね(´・_・`)

今日はこの質問について、お話をしたいと思います。

目次

食品、栄養素によって消化のスピードは違う

ご質問頂いた内容にお答えすると、

炭水化物なら炭水化物だけ、たんぱく質ならたんぱく質だけのほうが消化しやすいという理論は合っています。

炭水化物→たんぱく質→脂質の順に消化に時間がかかります。

液体の方が個体よりも早く胃を通過します。

食物で考えると、果物→野菜→炭水化物(主食類)→たんぱく質→脂質の順に時間が長くなっていきます。

ただ、この理論は、単独の栄養素や食物だけを摂取した場合なので、色々なものを食べて、胃の中で食物が混ざると時間が長くなります。

また、食べた量によっても時間が長なります。(食べ過ぎると時間は長くなります)

消化を早くするために日頃から出来ること

食品や栄養素によって、消化のスピードが違うことがおわかり頂けたと思います。

消化のスピードは食品によって違うとはいえ、そのスピードを上げることは日頃から出来るんです。

ご存知でしたか?

消化のスピードを上げる方法は、

食品をよく噛んでから、飲み込む

ということです。

よく噛むと消化が助かる理由

前回のBlogで、胃の役割は大きく分けて3つあるとお話しました。

  1. 食物をストックする
  2. 食物を消毒する
  3. 食物を胃液とよく混ぜ合わせて、どろどろの状態(粥状)にする

このうちの食物を消毒するという部分を、口の中で、食物をよく噛み、唾液と混ぜることで助けることが出来ます。

よく噛むというのは、食品を細かくするということと食品の消毒をするという働きがあるのです。

早食いは、血糖値が上がりにくく、沢山の食品を食べてしまうというデメリットがダイエットではよく言われるのですが、健康の観点から見ても胃に負担が大きくなるので、あまり良いとは言えません。

なんでもこのBlogでお話していますが、1度食物を口に入れたら、30回噛んでから飲み込むというのは、ダイエット・健康の両面から見て、効果の高いのです。

まとめ

食物や栄養素によって、消化のスピートは違います。

ですが、なかなか単独の食品、栄養素を食事で摂取することは難しいです。

そのため、食べる順番だけでなく、口に入れた食物をしっかりと噛んで、唾液と混ぜることを意識する事が必要です。

それらを意識することで、胃への負担を軽くする事ができます。

また、急激な血糖値の上昇を抑えることで、食事量をコントロールが出来て、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

ぜひ、今日から食事の順番だけでなく、しっかり噛むことを意識してみてください!

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この記事を書いた人

筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。
科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。
これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。196名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。
パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。
メディア出演,お仕事依頼 → info@lifetime-athlete.co.jp

     
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