人工的なたんぱく質(プロテイン)は腎臓を疲弊させる?

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筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。
科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー⇒詳しいプロフィールはこちら

安藤ひろゆき


東京でパーソナルトレーナーをしている安藤ひろゆきです。

こんな記事が出て、賛否両論が巻き起こっています。

医者がプロテインをオススメしない怖い理由

 

プロテインを飲んでいる人は思わず読んでしまいそうなタイトルですね!

さらに、この記事の中には、『人工的なタンパク質』というキーワードでプロテイン等のサプリメントについて書かれていて、この部分に反応している人が多いようです。

 

書かれている内容を拝見したのですが、たんぱく質の過剰摂取には注意が必要なことには賛成ですが、プロテインを摂取することを悪とする印象を与える書き方には、反対と言った感じです。

総論賛成各論反対ですね。

 

結論からいうと、プロテインは人工的に作られた悪いたんぱく質ではないので、安心して適量摂取してください!ということです。

 

今回は人工的なたんぱく質(プロテイン)は腎臓を疲弊させるのか?についてお話したいと思います!

記事内の内容について

まず初めに今回の記事に書かれている内容についてお話したいと思います。

その前に、この記事は著書からの抜粋であるということ、またこの本の出版社が持っているメディアの記事であるということを忘れないでくださいね。

その上で記事の内容をご紹介すると

 

  • 大量のたんぱく質を摂取することで腎臓に負担がかかる
  • 人工的なたんぱく質はそうした負担を増やすので、やめたほうがよい
  • たんぱく質の大量摂取は骨に悪い影響を与えるという論文もある

 

という内容でした。

これらの項目のそれぞれの考え方をお話したいと思います。

大量のたんぱく質を摂取することで腎臓に負担がかかる

これについては、牧田医師が言われているとおりです。

記事中にはこう書かれています。

タンパク質は、私たちの血肉をつくる非常に重要な栄養素です。

ただ、糖質や脂質と違って、分解の過程で尿素窒素などの毒素を産出します。

これら毒素は腎臓の濾過機能によって尿として体外に排出され、私たちは健康を保っています。

もし、腎臓の濾過機能がすっかり駄目になれば体中に毒素が回る尿毒症となって死に至ります。

(中略)

このように腎臓は非常に重要な臓器なのですが、人工的に大量のタンパク質を摂取することは、その働きを腎臓に強要し疲弊させ、重大な被害を生みかねません。

牧田医師の言われるとおりで、たんぱく質は重要な栄養素です。

分解の過程で尿素窒素が出て、腎臓に負担もかかります。

ただ、この現象は、人工的なたんぱく質を大量摂取したときだけに起こるわけではありません。

肉や魚といったものをたくさん食べて、たんぱく質を大量摂取すれば、プロテインなどを飲んだ時と同様に腎臓に負担がかかります。

この部分は間違いのない事実です。

腎臓どれくらいの負担がかかっているかを知る方法

余談になりますが、腎臓にどのくらいの負担がかかっているかを知る方法があります。

それが血液検査です。

血液検査で、eGFR(推算糸球体濾過量)を調べることで、腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを知ることができます。

たんぱく質の大量摂取をしている場合は、最初はeGFRが高くなり、いずれ下がっていきます。

60を下回ると腎臓の機能が回復することは無いので、機能低下をさせないことを考える必要があります。

人工的なたんぱく質はそうした負担を増やすので、やめたほうがよい

これについては、やめる必要は無いと考えています。

先ほどもお話したように、たんぱく質の大量摂取が問題であり、それがプロテインなどのサプリメントで起こっているか、肉や魚で起こっているかは関係ありません。

忙しくてたんぱく質が食品でしっかりと摂れないという場合などは、プロテインなどのサプリメントを上手く活用することで、たんぱく質を必要量摂取することもアリだと考えています。

 

また、『人工的な』という言葉にも違和感を覚えてしまいます。

人工的という言葉を調べると

自然のままでないさま。人の手を加えたさま。

自然と類似の事物・現象を、人間がつくったり起こさせたりするさま。

と書かれています。

 

人の手が加わっているので、人工的となると、ほとんどの食品が人工的ということになります。

また、自然と類似の事物となると、これも意味は違ってきます。

現在、トレーニーの間で最も多く流通しているホエイプロテイン(乳清たんぱく)は、自然のものから抽出されたものです。

一部の人工甘味料の様に自然界に存在しないものではありません。

このあたりは、牧田医師がどのような意味で、『人工的な』と使われたか分かりかねますが、今回のケースだけを見ると『人工的=悪い』とはならないのです。

先ほどもお話したようにたんぱく質の大量摂取が問題になるだけです。

たんぱく質の大量摂取は骨に悪い影響を与えるという論文もある

これについては、どの論文を指しているのかが分かりませんが、そういうエビデンスもあるということです。

ただ、このたんぱく質の大量摂取が一体どのくらいの量を指しているのか?は明確ではありません。

腎機能がどのような状態の人が被験者なのかも分かりません。

そのため、たんぱく質を大量に摂取したらダメ!と言い切るだけの根拠にはならないと考えています。

まとめ

以上のことから、

プロテインの摂取は問題ないけど、たんぱく質の大量摂取、過剰摂取には気をつけてください。

というのが結論です。

 

何事もそうですが、過ぎたるはなお及ばざるが如しです。

今の腎機能の現状を知りたいという方は、血液検査を受けてみてはいかがでしょうか?

現状を知った上で、自分にはどのようなたんぱく質の摂取方法が合っているのかを考えるのがおすすめです!

プロテインの種類については、こちらをご覧ください!

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筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。 科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。 これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。196名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。 パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。 メディア出演,お仕事依頼 → info@lifetime-athlete.co.jp