パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき（@PThiroando）です。
先日、LINEにこんなチョコレートの画像が送られてきました。
糖として吸収されないオリゴ糖という言葉が真っ先に目に入ってくるチョコレートです。
このチョコレートを販売している会社は、チョコレートを我慢する人は、健康を気にしてチョコレートを制限していることを知ったそうです。
そして、その約70％が糖に関することが理由でチョコレートを制限していることから、このチョコレートを開発したそうです。
これだけを見ると従来のチョコレートよりも良さそうですよね？
結論から言うと
砂糖の塊のようなチョコレートよりもちょっとマシ
ってレベルです。
チョコレートが砂糖の塊？と思ったあなたは、こちらの記事をご覧ください！
確かに砂糖の塊のチョコレートよりは良いですが、フラクトオリゴ糖は1枚に0.6g（600mg）しか含まれていないので、普通のチョコレートとそこまで大差があるとは言えません！
安心して、たくさんこのチョコレートを食べれば、健康を気にしてチョコレートを制限しているよりも良い結果を得ることは難しいです。
今回は、糖として吸収されないチョコレートについてお話したいと思います！
糖として吸収されないチョコの理由
このチョコレートが糖として吸収されないチョコのような印象を与えるのは、砂糖と一緒に【フラクトオリゴ糖】を使っているからです。
フラクトオリゴ糖は、小腸で吸収されにくい糖なので、このような文言がパッケージにかかれているのだと思います。
また、フラクトオリゴ糖は腸内細菌のエサになるため、単体ではトクホとして販売されています。
このチョコレートはトクホではありません
吸収されにくいだけで、吸収しないわけではない
フラクトオリゴ糖は糖として吸収されにくい糖と言われていますが、完全に吸収されないとは言い切れないと考えています。
なぜなら、小腸の吸収能力は思っている以上に強力だからです。
ここからは推測ですが、このチョコレート1枚にフラクトオリゴ糖は1枚に0.6g（600mg）含まれているそうです。
0.6gというのはかなり少量なので、これでは血糖値が上がるなどの現象は見られないということで、このような文言が書かれているのだと思います。
このチョコレートでも血糖値は上がります！
なんとなく、ここまでの話を聞くと『糖として、吸収されなくて、血糖値も上がらないなら、 良いんじゃない？』って思われたかもしれません。
このチョコレートを食べても血糖値は上がります！
なぜなら、このチョコレートには砂糖も含まれているからです。
このチョコレートの原材料名表示がこちらです。
フラクトオリゴ糖の前に【砂糖】が書かれているのがおわかりいただけると思います。
原材料名は、含まれている量が多い順に書かれているので、この商品の売りであるフラクトオリゴ糖よりも砂糖のほうが多く含まれているのがこの表示からわかります。
砂糖が含まれているということは、血糖値は上がります。
あくまでも従来の砂糖だけのチョコレートの糖質を砂糖＋フラクトオリゴ糖に変えました。という感じです。
そのため、冒頭でもお話したように砂糖の塊のチョコレートよりは良いくらいのレベルです。
チョコレートは嗜好品です！
現実を突きつけられて、がっかりしてしまったかもしれませんね。
チョコレートに限ったことではありませんが、砂糖が含まれているものはあくまでも嗜好品です。
嗜好品とは、食べても食べなくても良いものです。
お酒やタバコと同じですね。
あなたが『チョコレートがない人生なんて考えられない！でも、糖質が気になる・・・』というのなら、このチョコレートを選択肢に入れるのはアリだと思います。
ですが、決して食べすぎても良いという意味ではありません。
糖として吸収されないオリゴ糖が含まれていても、チョコはチョコです。
パッケージに血糖値が上がらないとは書かれていませんが、人間は見たいところしか見ない動物なので、『血糖値が上がらないチョコレートなんだ！』と思ってしまう可能性があるので、今回シェアさせてもらいました。
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