『糖質制限ダイエット』=『危険』と決めつけないで!

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東京でパーソナルトレーナーをしている安藤ひろゆきです。

今朝、ネットニュースでこの事を知りました。

因果関係はない? 「糖質制限ダイエット」の第一人者が急逝

ダイエット本勝手にレビューでもレビューをさせていただいた『おやじダイエット部の奇跡』の著者、桐山秀樹さんが心不全で急逝されたとのニュースです。

『おやじダイエット部の奇跡』を勝手にレビューしました!

2013.08.16

こうしたニュースが出ると『糖質制限はヤッパリ危険!』なんて話になってしまうのですが、桐山さんの著書を読んでいたり、色々と調べると『糖質制限=急死』というそんな単純な話ではない事が分かります。

今回、こちらのニュースで調べた事についてお話したいと思います。

桐山さんは、過度な糖質制限推奨者ではない。

『おやじダイエット部の奇跡』を読んで頂ければ分かるのですが、桐山さんは5年前に江部式糖質制限食に出会ったことで、重い糖尿病と高血圧と狭心症、心筋梗塞になりかけている状態から奇跡的に回復されています。

その体験を本に書かれているですが、糖質制限を単に推奨するだけでなく、リスクもしっかりと書かれており、場合によっては、医師の診断を受ける必要があることも書かれています。

それだけに今回の出来事は衝撃が大きいのですが、桐山秀樹さんの公式Facebookページによると

桐山先生は、糖質制限が原因で亡くなったのでなく、心不全・急性心筋梗塞で亡くなったのが、診断書からも明らかです。

亡くなる前夜まで、本当に元気でした。

と書かれてていたので、本当に突然の事だったようです。

糖質制限よりも原因はこちらかも。

おやじダイエット部は、糖質制限で有名な江部康二先生に総監督として監修をしていただいているようです。

その江部康二先生が2月14日のBlogに、こんなことを書かれています。

過去の高血糖期間の消えない借金(高血糖の記憶)と心筋梗塞

この記事の中で、

糖尿人において数年間以上血糖コントロールが不良であれば、血管の内皮に悪影響が出て、動脈硬化が生じます。

例えば、心臓の血管(冠動脈)が動脈硬化により狭くなって、つまりやすい状態になり、心筋梗塞や狭心症の危険があります。

これを「高血糖の記憶」といい、「消えない借金」のように生体内の動脈硬化が、ずっと残存して続きます。

つまり、数年間の高血糖期間のあと、継続して良好な血糖コントロールが得られても、血管合併症リスクは、その動脈硬化の部分では、消えないということです。

過去のコントロール不良の頃の消えない動脈硬化の借金が、「高血糖の記憶」です。

つまり、1度、動脈硬化が生じて「消えない借金」のように生体内の動脈硬化がずっと残ってしまうということなのです。

先ほどもご紹介したように、桐山さんは5年前に重い糖尿病と高血圧と狭心症、心筋梗塞になりかけている状態だったことを考えると、こうしたリスクをすでにお持ちだった可能性が高いです。

それが何らかの要因によって、今回起こってしまった可能性も否定できません。

因果関係は分からない。

これまでの情報を総合すると、糖質制限が直接の原因であったかどうかは分からないということです。

このニュースだけを見て、『糖質制限はヤッパリ危険!』と決めつけることは出来ませんし、『絶対安全!』と言い切ることも出来ません。

先ほどご紹介した江部さんのBlogにあるように、糖質制限を始める前からすでに心臓血管系に何かのリスクをお持ちだった可能性も否定できません。

実際に桐山さんが糖質制限で体調が回復したのは事実ですし、3ヶ月で20kg減量をしたのは、5年前の話です。

その後は、減少した状態を維持されており、糖質制限が有効な手段であることを自ら体現されていたのだと思います。

著書を幾つか拝見しましたが、桐山さん自身は糖質制限を実践されていますが、それを絶対視するような感じではなく、あくまでも方法の1つとして捉えている様に感じていました。

桐山さんと同じようなリスクが無い方が、糖質制限がして、同じような事が起こるかどうかは、今回の出来事だけでは分からないです。

ただ、どんな方法も使い方を間違えたり、過度にやり過ぎれば、危険は当然あることだと思います。

この出来事で、糖質制限が悪者にならないことを願っています。

桐山さんのご冥福をお祈りします。

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    筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。 科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。 これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。193名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。 パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。