パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
LINEから『これについてどう思いますか?』と質問を頂きました。
肉食ダイエットが髪に与える影響
ザックリいうとこういうことだそうです。
- 「肉食ダイエット」が髪に与える影響について説明しています
- ストレスでのダメージと、ヒアルロン酸不足による髪と頭皮の乾燥があるそう
- 髪を健康的な状態にするには、偏った食事内容はあまりおススメできません
このダイエット法の危険性のついて、髪の面から説明をされています。
書かれていることはそんなに間違っていないのですが、『肉食ダイエット』に限ったことではないかなと思っています。
色々なダイエットメソッドがありますが、問題が起こる大きな原因は、『ブドウ糖不足』です!
今日は、『肉食ダイエット』が悪影響の原因では無い理由をお話したいと思います!
肉食ダイエットとは?
記事には肉食ダイエットについて、こう書かれています。
肉食ダイエットは、肉を中心とした食生活をおこなうダイエット方法です。
タンパク質、脂質、糖質の三大栄養素のうち糖質をほとんどとらず、タンパク質と脂質をメインに摂取していきます。カロリー制限は特にないため、食事量を制限する必要はありません。
肉食ダイエットでは自分の体重×7gの量を目安に肉を食べます。
体重が50㎏の場合は50×7で350gが一日の肉の摂取量になります。
糖質を大幅に制限する肉食ダイエットでは、食べてはいけない食品もたくさんあります。
まずご飯やパンなどの炭水化物、さらに食品の中に糖分が含まれている牛乳や野菜も制限されます。
そのため食事内容は、メインの肉料理と副食の野菜料理の組み合わせというかなり制限されたものになります。
つまり、沢山お肉を食べて、ご飯やパンなどの主食類、野菜などの炭水化物、その他糖質が含まれているものを制限するということです。
これって、
- アトキンスダイエット
- 低糖質ダイエット
- ケトジェニックダイエット
これらとあまり大差はありません。
高たんぱく質、低糖質の食生活をするという意味ではどれも原理は同じです。
肉を食べる量もそんなに多くはありません。
また、体重が50㎏の場合は50×7で350gが一日の肉の摂取量になります。と書かれていますが、これも1日でそんなにむちゃくちゃ多い量ではありません。
というのも、お肉を350g食べたとしても、摂取できるたんぱく質は70g程度です。
お肉の種類(牛・豚・鳥など)によってもたんぱく質の含有量は変わります。
僕は、体重のグラム数のたんぱく質量を1日摂ってほしいと考えているので、その観点から見てもそこまで多い量でもありません。
この量は1度に食べるのではなく、1日の摂取量なので、お間違いのないように。
「肉食ダイエット」が髪に与える悪影響
肉食ダイエットの説明を加えた上で、記事では髪に与える悪影響についてこのようにかかれています。
肉食ダイエットが髪に与える悪影響には、「ストレスによるダメージ」「ヒアルロン酸不足による髪と頭皮の乾燥」があげられます。
・ストレスによるダメージ
肉食ダイエットに代表される食事制限ダイエットはストレスが大きいです。
特に糖質を制限すると食べられる食品が極端に限定されます。
日本人の主食である白米やお菓子が食べられないことが続くのは、とても大きなストレスになります。
また糖質を抜いた食事は満腹感による幸福感が減少してしまいますので、食事によるストレス緩和効果も減少されてしまいます。
・ヒアルロン酸不足による髪と頭皮の乾燥
髪や皮膚を生成するために重要な物質であるヒアルロン酸を作るには糖質が必要です。
肉食ダイエットによって糖質を制限すると髪や皮膚を作るためのヒアルロン酸が不足してしまい、髪や頭皮が乾燥してしまいます。
髪を健康的な状態にするには、偏った食事内容はあまりおススメできません。
ダイエットと美髪を同時に考えた場合には軽い運動であるジョギングやウォーキングをおこない、栄養バランスの整った食事を摂るのが良いでしょう。
髪のことを考えるなら、肉食ダイエットは避けた方が賢明です。
ということです。
この説明が誤解を招きかねませんね。。。
ストレスによるダメージについて
記事では、『肉食ダイエットに代表される食事制限ダイエットはストレスが大きいです。』と書かれています。
これ、主観ですよね?
肉がとてつもなく大好きな僕は、焼肉に行って、ご飯を食べなくてもストレスはありません。
あくまでも過去の僕のように
『焼き肉に行ったら、タレをつけたお肉をご飯の上に乗せて食べないのは、アホやな!』
くらい思っている人はストレスかもしれません。
でも、それでストレスを感じるかどうかは人それぞれなので、これは一般論とはでは言えません。
特に低糖質な食事をこころがけている人には、さほど問題にはならないでしょう。
ヒアルロン酸不足による髪と頭皮の乾燥について
こちらについては、僕も同じ意見です。
過度な糖質制限は、人間の組織を作る事にマイナスです。
記事に出ているヒアルロン酸だけでなく、プロテオグリカンも保湿には重要な役割を果たしますが、プロテオグリカンはブドウ糖が無いと上手く作られません。
保湿ということを考えてるとブドウ糖は必須の栄養なのです!
肉食ダイエットが悪いわけではありません。
肉食ダイエットが悪いというと、こちらのメソッドの全てが悪いように感じてしまいますよね。
ただ、お肉を食べることを意識して、足りていないたんぱく質を摂取することは、非常に重要です。
僕のブログを読んで、たんぱく質を食べ始めたら、髪が伸びる速度が1.5倍に鳴なった!という方もいらっしゃいますから。
この場合の問題は、肉を食べることではなく、糖質(特にブドウ糖)を過度に制限していることです。
これによって、身体には様々な影響が出てしまいます。
冒頭でもご紹介した
- アトキンスダイエット
- 低糖質ダイエット
- ケトジェニックダイエット
これに限らず、過度な糖質制限をさせるダイエットで同じことが言えるのです。
それぞれのダイエットメソッドは、細部は違えど、どれも原理は同じなので、同様の効果が期待できます。
そういうデメリットも知った上で、自分に1番合っている方法を選ぶことが重要ですね!
肉食ダイエットについて、詳しく知りたい方は、こちらをお読みください。
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