パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
第9回スポーツトレーナー英語勉強会を開催しました!
今回の文献は、6ヶ月間の低カロリー食ダイエットで炭水化物を主に夕食時にとったらどうなったかというものです。
炭水化物を取ると太るとか、夜食を食べると太るといったことが言われていますが、果たしてそれは本当なのか?
今回も勉強会の内容を少しシェアさせていただきます!
どうやって実験をしたのか?
今回は警察官78人を対象とした実験でした。
両グループとも1,300kcal〜1,500kcalの食事をします。
その食事の摂取の方法を半分のグループは、炭水化物を均等に食べます。
もう半分のグループは朝昼はあまり炭水化物を食べずに、夜にしっかりと炭水化物を食べるという実験です。
ここで1つ気をつけたいのは、この警察官はこんな感じってことです。
平均の体重はどちらのグループも90kgを超えていますし、体脂肪も35%以上の警察官が対象です。
なぜ、この実験をしたのか?
テレビでも話題になった痩せホルモンと言われている【レプチン】の分泌を食事の摂取の方法を変えることでコントロール出来るかを知るための実験でした。
レプチンが分泌されると人は空腹を感じにくくなり、過度な食べ過ぎを抑制できると言われています。
レプチンについては、こちらのサイトにまとめがありますので、ご覧ください。
結果は?
この実験では、炭水化物を夜にしっかりと摂取したグループが体重、体脂肪ともに減少しています。
平均で均等に摂取したグループより体重が2kg、体脂肪が2%弱落ちています。
これだけを見ると『おおっ!』ってかんじですが、気をつけてみないといけないのは、体重、体脂肪ともに夕食に炭水化物を多く摂ったグループの方が、元々多いという点です。
こちらは平均で体重が7kg、2%です。
「元々体重と体脂肪が多い人の方が結果が出やすいのでは?」という見方も出来ます。
ただ、レプチンの分泌は夜に炭水化物を摂取したグループ方が分泌する時間が変化して、日中に空腹を感じにくくなっているという結果が出ているので、肥満傾向にある方には効果のある方法かもしれません。
どんなデータも使い方次第
今回はかなり大柄な方を対象としています。
体重が90kg以上で体脂肪が35%以上となると、日本だと病院に通院する人も少なくないと思います。
たしかにレプチンの分泌に変化が起こっていますし、結果も出ていると思います。
ですが、だから、夜に炭水化物を沢山食べてもいいということにはならないと僕は考えます。
その人の状態(体重や体脂肪)にもよりますし、今回の実験のように朝昼は炭水化物を制限しなくてはいけません。
また、体重や体脂肪が標準くらいの人に同じ結果が出るとも断定できないからです。
あくまでも一例に過ぎませんし、この方法が合う人もいれば、合わない人もいるのです。
知識として、こういう研究結果があるという知識レベルで考えるといいかなと僕自身は思っています。
スポーツトレーナー勉強会では今後も
1.事前に読んできた文献のポイントを学び、意見のシェア(25分)
2.用意させて頂いた基本テキストの内容学び、意見のシェア(25分)
3.会のまとめ(10分)
という流れで、隔週金曜日の朝7:30〜8:30で行っていきます。
次回は、金曜日ではなく5月22日(木)7:30〜になります。
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