パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
ご依頼頂くパーソナルトレーニングの目的の多くは『ボディメイク』や『シェイプアップ』です。
ですが、腰や膝などの関節に痛みや不安を抱えている方からのご依頼が無いわけではありません。
先日もご紹介頂いたクライアントも『シェイプアップ』したいというお話でした。
よくよく話を聞いてみると、腰に不安があり、お腹まわりにも脂肪がついてきたし、身体を絞ったほうが良いのではないかという結論になったそうです。
つまりこのクライアントの目的は、「痩身」ではなく、「腰の不安を解消し、健康的な身体を手に入れること」でした。
こうした悩みがトレーニングをしているだけで解消されるケースは沢山あります。
今回はどのような手順でシェイプアップと腰の不安を解消していくかをお話したいと思います。
トレーニングの内容は?
先日、掲載したいただいたヴァンサンカンでもご紹介したように、呼吸といわゆる筋トレ(ウエイトトレーニング)を組み合わせて行います。
これは、腰に不安があるなしに関係なく、ほとんどのクライアントがこの2つのトレーニングをさせてもらっています。
体重を落とすということでしたら、食事の改善も含まれますが、トレーニングの内容としては、呼吸と筋肉のトレーニングをします。
呼吸のトレーニングというと、なんとなく難しい感じがしますが、呼吸をしっかりと出来るように呼吸筋や背中などの筋肉の使い方を学習します。
そして、筋トレで眠っている筋肉を呼び起こし、強化をしていきます。
なぜ、痛みがなくなるの?
これは、僕の持論ですが、腰痛の方で腰に大きな問題を抱えている方は、意外と少ないです。
もちろん、医師に診断をしてもらい、運動の許可はいただいています。
医師に診断をしてもらって、レントゲンを見ても骨に異常が無い方が多いのに、痛みがあるという方が、トレーニングをすることで改善されやすいです。
それは、骨が悪さをしているのではなく、筋肉が悪さをしていると考えられるからです。
骨に異常がないとして、痛みがある場合は、どこかの筋肉が「硬い」もしくは「柔らかい」のか、筋力のアンバランスによって骨や関節に何らかの力が加わり、それが歪となって、身体に痛みという反応を起こしていると考えれます。
もし、そうでなければ、数回のトレーニングで筋肉を動かしたり、ストレッチをするだけで痛みが消えたりはしないからです。
それが消えるという事から、先程もお話をしたように関節ではなく、筋肉が悪さをしていると考えます。
ヘルニアだからと言って、必ずしも痛みが出るわけではない。
腰の痛みの話をすると必ず出てくるのが、『ヘルニア』です。
ヘルニアだと診断されると痛みが出ると思われているかもしれませんが、そんなことはありません。
ヘルニアとは本来あるべき姿から逸脱した状態全てを指す言葉だからです。
つまり、骨が学問的に良いとされている状態から何かの影響で移動している状態をヘルニアというのです。
それだけで、痛みが出るのではなく、多くの場合はその変形をした部分が神経に触れるなどして、痛みが発生します。
これがいつの間にか「ヘルニア」=「痛み」になってしまったようです。
腰痛の原因はほとんど分かっていない。。。
あるリサーチでは、腰痛の原因の80%は分かっていないというものがあるくらい、腰痛の原因は解明されていません。
ですが、先程もお話したように、筋肉の状態を改善することによって、改善するケースがかなりあります。
医師の診断なしに運動で痛みを消そうと思われるのは、危険ですが、整体やマッサージに行っても状態が改善しないという方は、一度筋トレを取り入れる事をオススメします。
その際に正しくエクササイズを指導してもらえる人がいることは必須条件になります。
自己流ではなく、始めは誰かに見てもらいながら、正しい筋肉の動かし方やバランスを整えて頂くのが、第1歩になります。
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