スポーツトレーナーってすぐなれると思っていませんか?

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東京でパーソナルトレーナーをしている安藤です。

今日はパーソナルトレーナーを目指している方向けの記事です。

(身体作りに興味のある読者さんは読み飛ばして下さいね。)

最近は、『パーソナルトレーナーになりたい!』という声を聞いたり、『パーソナルトレーナーとして独立したい!』という方達から話を聞かせて欲しいということを言われることがよくあります。

また、脱サラしてトレーナーになりたいという方からもお問い合わせを頂いたりします。

こうした方々のお話を聞いていると、ふと疑問に思うことがあります。

今日はふと疑問に思ったことをお話したいと思います!

ふと思った疑問

それは、

「スポーツトレーナーってすぐになれると思われているんじゃないかな?」

って事です。

確かにスポーツトレーナーという国家資格はなく、日本体育協会が発行しているアスレティックトレーナー(AT)の資格があるくらいで、ストレングスコーチ、パーソナルトレーナーなどは民間の資格で、資格がなくても『私はスポーツトレーナーです。』と名乗れば、スポーツトレーナーになれてしまうのが日本の現状です。

そういう意味では、すぐスポーツトレーナーにはなれます。(笑)

ですが、10年以上スポーツトレーナー業界に携わった人間からするとそんなにスポーツトレーナーは簡単なものではありません。

Best Performance Laboratoryの桂トレーナーがある時に『トレーナーは高度専門職である』という話をしているのを聞いてから、僕もこの言葉を使わせてもらっています。

なぜ僕が桂トレーナーの言葉に同感かというと

スポーツトレーナーが知っておくべき領域は、

Form Closure・・・骨や靭帯など
Force Closure・・・筋肉など
Motor・・・神経系
Nutrition・・・栄養
Emotion・・・感情

という5つの領域と非常に広く、多くの事を知っていないといけないと考えているからです。

それに加えて、内分泌系(ホルモンなど)の知識や連携を図るために医療従事者と同じような知識を持っている必要があるからです。

(この部分に関しては僕もまだまだ知識不足なので、頑張って学んでいるところです)

5つの領域のNutrition(栄養)であれば、栄養学はもちろん知っていないといけないし、どのように食べたものが消化吸収されていくかも知る必要があります。

Emotion(感情)であれば、選手やクライアントのやる気を引き出すという意味で、コーチングのスキルや知識も必要であると僕は考えています。

ここまで聞いただけでもかなりの事を知識やスキルとして持っている必要があることがお分かり頂けたと思います。

更にこんなスキルも必要です。

さらに、スポーツトレーナーを生業としていくには、ビジネススキルも必要になります。

職人の要素を持ちながら、ビジネスマンとしての要素も持ちあわせることが必要になります。

『運動・スポーツが好きだから。』『トレーニングが好きで教えられるから。』という理由でスポーツトレーナーを職業の選択肢に入れる方もいらっしゃるかもしれませんが、運動指導が出来ればスポーツトレーナーが務まると思っているのなら、その考えは捨てられたほうがいいです。

一時的な成功を手に入れるだけなら、先程お話した知識やスキルは必要ないかもしれませんが、トレーナーを生業として成功し続けるためには上記の知識やスキルは必要不可欠です。

そして、それらを学び続ける力が必要です。

なぜなら、人間の身体はまだまだ分かっていない事がいっぱいですし、食べるもの(栄養)なども時代とともに変化していくからです。

これはビジネスにおいても同じことが言えます。

常に最新の情報にアンテナをはり、身体に関する基礎知識をしっかりと持っているのがスポーツトレーナーであると僕は考えています。

スポーツトレーナーを目指す人が増えるということは、業界の活性化にはすごく良いことだと考えています。

ですが、高度専門職としてしっかりとした知識とスキルを持ったトレーナーが増える事こそが、本当の意味での業界の活性化、発展に繋がるのではないでしょうか?

 

僕自身、まだまだ未熟な所が多く、1人の実践者として学ばなければならない点が多いですが、 ふとそんなことを感じたので、自戒を込めて記事を書かせてもらいました。

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ABOUTこの記事をかいた人

筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。 科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。 これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。193名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。 パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。