パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
先日、こんなニュースが出ました。
かなり衝撃的な内容だったので、かなりの反響がありました。
僕のLINEにもこの記事に関する質問を幾つか頂きました。
この記事を拝見して、研究の内容を調べた結論は、
パスタは食べれば太ります!
ってことです。
「パスタは食べても太らない」なんて都市伝説です。
この記事を信じて、『パスタは食べても良いんだ!』って思って、パスタをガンガン食べているなら、今すぐやめてください!
どんなものでも食べ過ぎれば太ります。
その事実は、これからも変わることはありません。
今回は、「パスタは食べても太らない」という事実はないということをお話させて頂きます!
今回の研究について
今回の記事になった研究はこちらに掲載されています。
こちらの研究では、パスタ単独の食品を調査したのではなく、いわゆる低GI食品を摂取することを心がけて、その中の炭水化物にパスタを食べたということです。
UCLA助教授(医療政策学、医療経済学)の津川友介先生は、Twitterで
と発言されていました。
RCT:Randomized Controlled Trialとは、ランダム化比較試験(ランダムかひかくしけん)といい、評価のバイアス(偏り)を避け、客観的に治療効果を評価することを目的とした研究試験の方法のことです。
ここからもわかるように偏りがあり、パスタが太らないと決定づけるには根拠が乏しい研究ということになります。
津川先生のTwitterでは、
とも書かれています。
BMJ Openにしか掲載が無いのは、こちらのメディアが採択率50%という雑誌だからということもおっしゃられています。
たくさんの人の思惑があるようです。。。
更に津川先生はTwitterで
利益相反行為 (りえきそうはんこうい)とは、ある行為により、一方の利益になると同時に、他方への不利益になる行為である。
他人の利益を図るべき立場にありながら、自己の利益を図る行為が典型的な例であり、利益を図るべき他人に対する義務違反になる場合が多い。
とも書かれており、かなり色々な人の思惑が動いているようです。。。
パスタの原料の小麦には、日本でも少しずつ意識され始めている『グルテン』が含まれています。
海外では、「リーキーガット症候群」(腸漏れ症候群)の原因として認識している人も多く、グルテンをかなり意識した食生活をする人が増えているそうです。
こうした背景もあるのではないかとこの話を調べる中で感じました。
≫ グルテンフリーダイエットで痩せるというか科学的根拠はありません!
斬新なダイエットの話題は1度調べてください!
こうした斬新なダイエットの話題やニュースは必ず出てきます。
その際に、すぐに鵜呑みにせずに、その話題について調べてみてください。
今は、研究の原著論文をすぐに見つけることが出来ますし、それを読むことも可能です。
日本のメディアは、そうした原著論文をニュースサイトがまとめたものを、さらに訳したものになります。
情報がどこかでズレてしまうのは、当然起こりうることです。
また、黒人、白人、アジア人など人種の違いでも結果は変わってきます。
こうしたニュースを鵜呑みにせず、一度自分で精査してから、あなたのダイエット方法に加えるかどうかを検討してみてはいかがでしょうか?
最近、僕が参考にさせてもらっている津川友介先生の本が間もなく発売されます。
僕はすでに予約しました!
ぜひ、読んでみてください!
僕も読んだら、こちらにレビューを書きたいなと思っています!
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