パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
2ヶ月間でダイエットなど、短期間で体重を落とすダイエットは常に人気があります。
その一方で、『短期間のダイエットはリバウンドしてしまう』などともよく聞かれます。
実は、これ捉え方が間違っています。
短期間のダイエットをするからリバウンドをするのではなく、短期間のダイエットの後、すぐに食習慣などのライフスタイルを元に戻すからリバウンドするのです。
では、どのくらいの期間ダイエットを続ければ、痩せた身体を維持できるのでしょうか?
その期間は、『1年です!』
『長っ!』って声が聞こえてきそうですが、痩せた身体を維持するのに1年かかる理由をお話したいと思います!
身体を維持している人は年単位でトレーニングを続けていた
会社員時代は、ボディメイクを多く行っているパーソナルトレーニングジムに勤務していました。
その時に長くトレーニングを続けているクライアントから『最近、太りにくくなって、体重が増えにくくなった』と言われる事が多くなった時期がありました。
これは、ある特定のだけの人に起こっていると初めは思っていました。
ところが、同じような事を言われるクライアントが増えてきて、「これはなにか共通点があるかも」と思って調べると、
このように言われているクライアントのほとんどが1年以上トレーニングを継続していたのです。
あるクライアントは、『1年して、やっとついて筋肉が自分のものになったような気がする』と言われていました。
これは僕自身も感じていて、1年以上トレーニングを続けて、作り上げた身体は、少し食事が乱れたりしただけでは、そんな大きな変化は出ないということです。
特に体重は、たくさん食べた後の数日は増えますが、すぐに元に戻ります。
1年続けると身体の中も変化する
先程の話だけだと『それは感覚の話だろ?』ってなってしまうのですが、
先日、こちらの記事がアップされました。
継続的に体重を維持するために1年間はダイエットを続けた方が良い理由
この記事では、20人の肥満した人々に8週間のローカロリーダイエットを実施したあとに、52週間1年間にわたって栄養師との面会やダイエットトラッキングを使って体重のメンテナンスを管理した実験の結果が書かれています。
その際に空腹を引き起こすグレリンやGLP-1、空腹を抑えたりコントロールする働きを持つペプチドYYなど、空腹に関係したホルモンの量をそれぞれダイエット前、ダイエット直後、そして1年間の経過観察後に計測しました。
すると、減量後、被験者の食欲を抑えるホルモン、1年後にはなんと65%にまで上がったそうです。
一方、空腹を引き起こすグレリンの量は減量後23%低下したそうです。
つまり、身体の中でも空腹になりにくく、食欲が過剰に出ないような変化が起こっていたのです。
Successful weight loss maintenance includes long-term increased meal responses of GLP-1 and PYY 3-36
定着するまでは時間がかかる
一時的に痩せることは2ヶ月などの短期間でできたとしても、それを維持していくには時間がかかります。
見た目の変化とともに身体の中も変化させるには、それなりの時間が必要です。
特に人間の身体はホメオスタシスという、今ある状態を保とうとする働きがあるので、変化させるには改善した食生活などのライフスタイルを維持していく必要があります。
今回、実験の結果はありませんが、トレーニングをした後などに分泌されるホルモン等もこうしたケースと同じように、トレーニングが定着するとより効率よく分泌される事が期待できます。
そうした効果を得るには、自分が納得する身体になった後も、その身体を維持する習慣を1年続ける必要があるのです。
そのために、短期的な無理なダイエットではなく、長期的に続けられる食習慣や運動習慣をつけることが重要ですね!
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