パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
たんぱく質が身体に必要なことが段々と広まってきています。
女優の石田ゆり子さんがInstagramでこんな投稿をされていました。
女優さんがこのような発言をしてくださると影響力が大きいので、トレーナーとしてはドンドンして欲しいです!
という話はさておき、この投稿にもあるように、たんぱく質を大豆などの植物性のものから摂るという女性は多いようです。
『動物性たんぱく質と植物性たんぱく質だとなんとなく、植物性のたんぱく質の方が太らなさそう。』
というイメージがあるのが大きな要因のようです。
このような事から、
『植物性たんぱく質と動物性たんぱく質はどっちがいいの?』
という質問をよく頂くのですが、結論から言うと、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質どちらでもいいです!
厳密に言うと少し違うので、こまかな説明は記事の中でご説明したいと思います!
今日は、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質はどちらが良いのか?ついてお話したいと思います!
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質って何が違うの?
植物性たんぱく質というのは、文字通り植物からとれるたんぱく質です。
1番有名な植物性たんぱく質は「大豆」ですね!
大豆に以外の豆類や穀物、野菜にも含まれています。
一方、動物性たんぱく質は、肉、魚、卵などに含まれているたんぱく質です。
動物から摂れるたんぱく質のことを総称した呼び方といえます。
名前からも分かるように、植物由来なのか、動物由来なのかで分類をしています。
これら2つのたんぱく質の1番大きな違いは、必須アミノ酸の量です。
必須アミノ酸とは、体内で作ることが出来ないアミノ酸のことです。
たんぱく質は20種類のアミノ酸によって構成されていますが、このうち9種類は必須アミノ酸なんです。
動物性たんぱく質は、必須アミノ酸を豊富に含んでおり、植物性たんぱく質は動物性に比べると必須アミノ酸が少ないです。
アミノ酸は、20種類揃って初めて力を発揮するので、身体づくりをする際は、必須アミノ酸が沢山取れる動物性たんぱく質を食べることを勧める人が多いのです。
だからと言って、植物性たんぱく質が動物性たんぱく質より劣るということではありません。
それぞれのたんぱく質の特徴を次に見ていきましょう!
植物性たんぱく質の特徴
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質と比べると、その特徴は、比較的脂質が少ないということです。
脂質が少ないため、動物性たんぱく質よりもヘルシーだという認識が広がっています。
これが「動物性たんぱく質を食べると太る」という要因にもなっているかなと思います。
また、先ほどの大豆などは、大豆イソフラボンも同時に取れることから、女性には良いというイメージがありますよね。
植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質に比べると、必須アミノ酸は少ない傾向にあります。
また必須アミノ酸が全て入っている植物性たんぱく質は存在しないため、色んな種類の植物性たんぱく質を摂取する必要があります。
動物性たんぱく質の特徴
動物性たんぱく質は、植物性たんぱく質に比べると必須アミノ酸が豊富に含まれています。
必須アミノ酸を豊富に含んだ動物性たんぱく質は、単独の食材で完結するため、体内で利用されやすいです。
その反面、食品によりますが、脂質が一緒に摂れるものも多いので、ダイエット中の方には「太りそう。。。」ということで敬遠されがちです。
そして、植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質と比べて
比較的脂質が少ないため、ヘルシーだと言われています。
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質はどちらがいいの?
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質の違いがお分かりいただけましたか?
その上で、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質はどちらがいいの?
という質問の答えについてお話したいと思います。
冒頭でお話したように、結論は
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質どちらでもいいです!
ということです。
その理由は、植物性たんぱく質だろうと動物性たんぱく質だろうと、身体に吸収される時は全部アミノ酸のとして吸収されるからです。
身体は、植物性、動物性関係なく、全てのたんぱく質をアミノ酸に分解して、吸収します。
栄養を吸収する際に「これが植物性たんぱく質由来のアミノ酸。こっちは動物性たんぱく由来のアミノ酸。」といったよう判別する機能を人間の身体は持っていません。
植物性、動物性関係なく、アミノ酸として処理します。
ということは使われるときも、植物性、動物性の区別はないのです。
このため、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質どちらでもいいとお答えしているのです。
個人的には動物性たんぱく質がおすすめです!
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質はどちらを摂取しても良いとお話したのですが、個人的には動物性たんぱく質がおすすめです!
特に僕がおすすめしている食材は、タマゴ(鶏卵)です!
タマゴはたんぱく質も豊富ですし、脂質もある程度取れるので、「もう少したんぱく質を足したいな」って時や間食などにも最適です!
『どっちでもいいっていったのに。。。』と思ったあなた、すみません。
確かにどちらでも良いのですが、効率を考えると動物性たんぱく質の方がおすすめという意味です。
その理由は動物性たんぱく質には、必須アミノ酸が全て含まれているからです。
お肉ならお肉を食べれば、しっかりと必要なたんぱく質(アミノ酸)が摂れるのです。
また植物性たんぱく質は、糖質も一緒に摂れる食材が多いので、組み合わせを考える必要があります。
そう考えると、あまり食べるものに神経質にならなくて良いという意味で、動物性たんぱく質をおすすめしています。
ただ、アレルギーの原因はたんぱく質なので、実際に食事指導をさせて頂く際は、その人の体質に合わせて、植物性と動物性の割合を考えていきます。
まとめ
植物性たんぱく質も動物性たんぱく質も身体の中に入る時は、アミノ酸になるので、どちらでも大丈夫です。
ヘルシーなイメージのある植物性たんぱく質が多く食べられている傾向にあるので、個人的にはもう少し動物性たんぱく質を多めにしてもらうことをお伝えしています。
これもあなたの体質によるので、どのバランスが黄金比ですよ!ということは言えません。
あなたの体質にあった1番よいバランで両方のたんぱく質を摂るのが理想です。
イメージだけでたんぱく質を選ぶのではなく、それぞれの特徴を理解して、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質をあなたに合ったバランスで摂取していきたいですね!
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