パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
あの手この手でダイエットに有効だという商品が出てきますね。
今日、ニュースでこんな記事を見つけました。
カロリーほぼゼロ、「内臓脂肪の蓄積を抑える」などの機能を持つ「希少糖」を使い罪悪感なく間食できるという「ヨーグルスタンド」試食レビュー
この記事は、2016年4月4日(月)から発売される希少糖を使ったコカ・コーラの「ヨーグルスタンド 希少糖の飲むヨーグルジー」の試飲レビューです。
希少糖の中で最も研究が進んでいるD-プシコースは、砂糖の7割程度の甘味がありながら、カロリーはほぼゼロ。
さらに、「食後の血糖値上昇を緩やかにする」「内臓脂肪の蓄積を抑える」といった研究結果が報告されています。
この作用を見出しに使ったのだと思いますが、よくよく写真を見ると『普通のジュースと何も変わらない』ということが分かって頂けると思います。
今日はこうした商品を見る際に気をつけるポイントをお話したいと思います!
希少糖とは
希少糖(rare sugar)とは、国際希少糖学会によって「自然界にその存在量が少ない単糖とその誘導体」と定義され、自然界に豊富に存在するD-グルコースやD-マンノースなどを除いた単糖の大部分を占める。
希少糖の中で最も研究が進んでいるD-プシコースは、砂糖の7割程度の甘味がありながら、カロリーはほぼゼロ。
さらに、「食後の血糖値上昇を緩やかにする」、「内臓脂肪の蓄積を抑える」といった研究結果が報告されている。
とWikipediaには書かれています。
非常に希少な単糖であるということがおわかりいただけると思います。
希少糖の中のD-プシコースは、砂糖の7割程度の甘味がありながら、カロリーはほぼゼロと言われています。
さらに、「食後の血糖値上昇を緩やかにする」「内臓脂肪の蓄積を抑える」といった研究結果が報告されているので、ご紹介した見出しになったのは、先ほどご紹介したとおりです。
希少糖から期待できる効果になにかいいたいわけではなく、今回の商品についてお話したいと思います。
成分ほとんどが糖類(果糖ぶどう液糖・砂糖)
この商品の原材料名には、
糖類(果糖ぶどう液糖・砂糖)、果汁(りんご・パイナップル)、ナタデココ、発酵乳、脱脂粉乳、調整クリームと書かれていて、その後に「希少糖含有シロップ」が並んでいます。
原材料名は、多く含まれている順に書かれているので、「希少糖含有シロップ」は7番目になります。
これは、かなり少ない量しか入っていない可能性が高いです。
更に、「希少糖含有シロップ」と書かれているので、シロップの中に希少糖がどのくらい含まれているかは、この成分表示からは分かりません。
希少糖はほとんど入っていない。。。
希少糖が少ないことは、成分表示からある程度推測できます。
それ以外の表示と合わせて見ると希少糖はほとんど入っていない事がよく分かると思います。
その表示とは、こちらです。
果汁が10%未満と書かれていますよね?
先程の成分表示を思い出して欲しいのですが、果汁(りんご・パイナップル)は原材料名の2番目でした。
2番目なのに、全体の量の10%未満です。
ということは、7番目に書かれている「希少糖含有シロップ」は全体の何%なのでしょうか?
さらに言えば、「希少糖含有シロップ」の中に含まれている希少糖を純粋に計算すれば、ほとんど入っていない事が容易に分かると思います。
謳い文句に安心して沢山飲んではいけません!
希少糖は、最初にお話したように色々な効果が期待できる単糖です。
ですが、希少糖が入っているからといって、全ての食品がその効果を得られるとは限りません。
商品を売る際の謳い文句として、希少糖の効果を使うのは問題ないと思いますが、今回の商品には希少糖で期待できる効果はほとんどないと思います。
期待できるのは、『希少糖が入っているから大丈夫!』というプラセボ(思い込み)の効果だけです。
普通にジュースを飲むのと変わりませんので、沢山飲んではいけません!
自分が食べたい甘いモノを我慢して、こちらを飲むなら、お好きな甘いモノやジュースを飲まれた方が良いと思います。
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