パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
先日、食事の量をコントロールできないという方にお話をお聞きしたのですが、
『食べスイッチが入ってしまうと、過食してしまうんですよね。。。』
と、その方がおっしゃっていたのが印象的でした。
もちろん、精神的な疾患でこのような状態になることはありますが、多くの人が過食になる理由は『過食スイッチ』のせいではありません!
『食べスイッチ』『過食スイッチ』は人間が都合よく作り出したものに過ぎません。
今日は、過食スイッチが存在しない理由をお話したいと思います!
そもそも人間は過食するように出来ていない
これはかなり有名な話ですが、人類の歴史は飢餓との歴史と言っても過言ではありません。
現代は『飽食の時代』と言われますが、この期間を人類の全歴史の中で見るとほんの僅かの期間でしかありません。
そのため、人間は脂肪を蓄えるなど、飢餓への備えをするようなシステムを持っていますが、過食に対応するシステムは持ち合わせてはいません。
このことからも分かるように、本来人間は過食するように出来ていないのです。
過食してしまう理由
過食するように出来ていない人間がなぜ、過食をしてしまうようになってしまったのでしょうか?
それは、本来身体に備わっているシステムと、現代の食事の環境が伴っていないからだと考えています。
先日のたんぱく質講座でも、多くの参加者が、
『空腹への恐怖がある』
『空腹を最近感じたことがない』
と言われていました。
これは先程お話したように、人間には飢餓に備えるシステムが備わっているからです。
ですが、現代は、『食べたい!』と思った瞬間にすぐに食べ物を手に入れる事ができます。
または、口に入れることが出来る環境も整っている場合が多いです。
そのため、食べ物が簡単に手に入らない時代のための身体本来のシステムとミスマッチが起こっているのです。
そのミスマッチに気が付かず、ドンドン食べていれば、脂肪がついてしまうのは当然ですよね?
これが環境要因による過食の原因です。
環境以外に過食してしまう原因
環境による影響をご説明しましたが、過食の最も多い原因は、
栄養摂取、栄養状態が良くない
ということが原因だと僕は考えています。
過食スイッチを訴える人の多くは、
- 欠食をしている(特に朝)
- 朝は缶コーヒーやカフェラテのみ
- 野菜ばかり食べている
という特徴を持っています。
これらの習慣を改善をして、栄養状態を良い状態にしない限り、過食を止めることは出来ません。
そのためには、
必要な栄養素をしっかりと食べ、不必要なモノを食べるのを減らす
ことに取り組む必要があるのです。
過食の理由がスイッチなのはなぜなのか?
とここまで、過食の理由が、『過食スイッチ』ではない理由をご説明しました。
もちろん、これらの事柄が引き金となって、過食が始まることを『スイッチ』と呼んでいる人もいらっしゃいます。
それ自体がどうこういうつもりはありません。
ただ、こうした『スイッチ』を作り出すデメリットがあることを理解してほしいのです。
そのデメリットとは、
『過食スイッチが入ったから仕方がない』
という考えになることです。
この心理状態を考えると、
自分は痩せたいけど、過食スイッチが入ってしまったから、過食してしまった。
↓
過食スイッチが入ると自分をコントロール出来ない。
↓
自分のせいではなく、過食スイッチのせいである。
↓
自分は悪くない。
というロジックになる場合が多いようです。
過食がやめられた方々にインタビューした結果で、科学的根拠はありません。
つまり、原因の特定をしないマインドになってしまうのです。
こうなるとなかなか過食を止めること難しいです。
過食の原因は必ずある!
過食の原因は、必ずあります。
それは環境だったり、栄養状態だったりするかもしれません。
僕が見させていただいているクライアントの80%以上は栄養不足です。
食事を食べている、食べていないということではなく、必要な栄養素が常に不足しているのです。
そのため、身体は常に飢餓状態にあり、食べ物を求めている状態になってしまっている場合がほとんどです。
これを改善する方法は、
必要な栄養素をしっかりと食べ、不必要なモノを食べるのを減らす
これだけです。
このことと向き合わない限り、存在もしない過食スイッチは無くなりません。
過食スイッチの存在を考える前に、1度日々の食事の内容を見直してみてはいかがですか?
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