パーソナルトレーナー・ヘルスコーチをしている安藤ひろゆき(@PThiroando)です。
こんな記事を見つけました。
フィットネストラッカーはダイエットに逆効果、という研究結果
この記事では、一般的な方法でダイエットをしたグループの方が、フィットネストラッカーを使ったグループより減量出来たというものでした。
僕も、JAWBONE、NIKEフューエルバンド、Apple Watchなど様々な活動を記録するデバイスを使ってきました。
それぞれのデバイスにダイエット効果が無いとは感じていないのですが、身に付けているだけではダイエット効果は薄いと感じています。
ダイエットで記録を取る大きな理由は、自分の状態を知るためです。
自動的に記録が取れるのは、便利ですが、自動ゆえのデメリットもあります。
それは、自分の状態を知る時間を作ることが無くなる
というデメリットです。
今日のダイエットの記録をつけるだけではダイエットを効果が無い理由をお話したいと思います!
記録を見て、何を感じるかが重要です!
先程ご紹介した記事では、以下の2つのグループに分かれて、実験をしました。
- フィットネストラッカーを18カ月装着
- ウェブサイトに活動の記録を残す
この2つのグループのうちウェブサイトに活動の記録を残すグループの方がより減量したということです。
どちらのグループも測定し、記録をすると言う意味では同じです。
2つのグループが違うのは、「自動」か「手動」かという違いです。
記事にも、結論は書かれていないので、あくまでも推測ですが、この結果は、
記録することが重要なのではなく、記録をする際に何を感じるかが重要
ということを示していると考えます。
フィットネストレッカーを使用した場合は、自動で記録がされ、スマホなどでその記録を確認します。
僕自身もそうでしたが、それをみて、なぜこの結果になったかをあまり分析をしません。
ただ、数字をみて、「昨日はよく動いた」とか「体重が増えてきているな」とかしか感じません。
一方ウェブサイトに記録をする場合は、いちいち自分で入力しなければいけません。
その面倒くささがある一方で、数字を毎日自分で見るので、その時に色々なことを感じているはずです。
現在、食生活改善プログラムにご参加頂いているみなさまの日々の体重を記録しています。
そうすると、
「なぜ、この日は体重が増えているのだろうか?」
「あまり減らなくなった理由はなんだろうか?」
といろいろな事を感じて、それを改善しようと改善案を考えます。
この違いが大きいのかなと思っています。
測定をすることは手段の1つ
あくまでもデータを取ることは、ダイエットの手段の1つです。
ダイエットに限らずデータを数字で取るのは、客観的に原因を探り、改善案を出すためです。
集めたデータを使って、分析をしなければ、その数字は何の意味もありません。
分析をして、初めてデータは効果を発揮するのです。
これは誰でも分かっていることですが、ダイエットになると意外と見落とされがちです。
それよりも『昨日より◯◯kg落ちた!』とか『◯◯kg増えた!』とかに目が行きがちです。
もちろん、日々の体重変化も大切な指標です。
ですが、もっと大切なことは長期的にデータを見ることです。
一時の体重や体脂肪率の変化は、前日の食事、日々の体調、日動変動などによって、コロコロ変わります。
それよりも長期的に見て、体重が減少傾向なのか?
それとも増加傾向なのか?
そういうことを知ることの方が重要なのです!
自動でデータを取ることが悪いわけではない
今回の研究だけで、自動でデータを取ることが悪いということではないと思います。
それよりも着目したい点は、自動的になると人間の興味関心は薄れるということです。
自動引落になると、いくら払っているのかよく分からない。
払っていることを忘れる。。。
みたいなことも同様ですね!(笑)
自動だろうと手動だろうと、測定したデータを分析し、それを今行っているダイエット方法に反映させて、改善していくことをしなければ、どちらも効果はあまり変わらないです。
自分のやりやすい方法でデータは測定し、それをしっかりと分析する時間を作ることが重要ですね!
そういう意味では、自動でデータ収集してもらって浮いた時間で、自分の身体について考える時間を10分でいいので、作り出せると良いですね!
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