全てのパーソナルトレーナーにフリーランスになることを勧めない理由

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HIROYUKI
安藤ひろゆき(安藤宏行)
筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。 科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー詳しいプロフィールはこちら

東京でパーソナルトレーナーをしている安藤ひろゆきです。

多くのパーソナルトレーナーの目標の1つに

『独立する!』『フリーランスになる!』

というものがあります。

毎年多くのパーソナルトレーナーさんから独立やフリーランスになりたいと相談を頂きますし、その数は年々増えていると個人的には感じています。

相談を頂くパーソナルトレーナーさんの中には、

「独立しないほうがいいのに。。。」と思う人もいれば、

「えっ!?なんで独立しないの?」って思う人もいます。

つまり、独立する・フリーランスになった方が良いかどうかは、人によるってことです。

それなのに、全てのパーソナルトレーナーさんが独立することやフリーランスになることを考えるのは、それを良しとする業界の風潮もあるのかな?と個人的には思っています。

会社員トレーナーとして7年(正確には6年11ヶ月)、独立して7年(正確には7年4ヶ月)の僕の結論は、

業界の独立・フリーランスになることを良しとする風潮に断固反対です!

なぜなら、先ほども言ったように独立するのに向いている人と向いていない人がいるからです。

独立する・フリーランスになるというのは、カッコイイことではありません。

働き方の1つでしかないのです。

今日は、僕が全てのパーソナルトレーナーにフリーランスになることを勧めない理由をお話したいと思います!

フリーランスとは?

まずはじめに、フリーランスという言葉について触れておきたいと思います。

フリーランスとは、

フリーランス(英:freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。

企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。

日本語では自由契約(ただし、プロスポーツでの選手契約を更新しないことを指す「自由契約」が有名なため、フリーランスを指して自由契約と呼ぶことはほとんどない)

一般的な職業分類では個人事業主や自由業に該当する。(Wikipediaより)

と書かれています。

これだけ見ると「自由!」って感じがしますが、フリーランスの語源を知るとその考えは変わるかもしれません。

フリーランスの語源は、

英語「freelance」の語源は、中世に遡る。

中世は王や貴族は戦争の度に傭兵団と契約して戦争に臨んだ。

その中で傭兵団を離れて戦場に臨む兵士達がいた。

当時は槍騎兵 (lancer) が自分の従卒として歩兵や弓兵を連れている形態が多かったため、契約の際には槍の本数=1戦闘単位としてカウントされた。

まだ敵勢力と契約を交わしていない (英:free) 戦闘単位 (英:lance) を指す言葉として「freelance」が用いられるようになった。

当時は兵士を指していた「free lancer」が、近世以降組織を離れて働く状態を指す言葉に変化した。

フリーランスのフリー(英:free)は、“拘束されない”という意味で、無料という意味ではない。

つまり、フリーランスとは自由に仕事をするということではなく、報酬が納得できて、戦いに意義を感じることができれば、どの君主の旗の下でも戦った戦士たちの事を指しています。

忠誠心や主従関係から自由な騎士という意味である。

お呼びがかかれば、槍を持ってどこへでも飛んでいくという意味なので、好き勝手やっていいということではなく、選択の自由が与えられているというように解釈するほうがいいかもしれません。

フリーランスになることを勧めない理由

フリーランスの言葉がわかったところで、僕が全てのパーソナルトレーナーさんにフリーランスになることを勧めない理由をお話したいと思います。

勧めない理由は以下の3つです。

  1. 収入が安定しない
  2. 集客を自分でしなければならない
  3. 全部自分で責任を持たなければならない

1.収入が安定しない

会社員時代は、決まった給料日に決まった金額が振り込まれます。

会社員トレーナーの給与は安いなどと言われていますが、安定して毎月決まった金額が入ってくることは実は、結構ありがたいことだったりします。

僕の知り合いにも会社員時代に『こんなに頑張っているんだから、それに見合った給料が欲しい!』と言っていた人がいました。

その人は、のちにフリーランスになったのですが、そのときには『頑張っても、頑張らなくても安定してお金が入ってくることってありがたいことだったって今なら分かるよ』と真逆のことを言っていました。

これは独立してみないと分からない感覚なのですが、多くの独立している人から聞く話です。

ということは、独立やフリーランスになることは、収入が安定しない不安と向き合わなければいけないのです。

この重圧に耐えきれずに会社員に戻るトレーナーさんも少なくありません。

2.集客を自分でしなければならない

これが収入が安定しない1番大きな原因なのですが、独立したら、何もしないでクライアントを紹介してもらえるなんてことはありません。

新規顧客の獲得は、全て自分でやらなければなりません。

ぼーとフィットネスクラブにいても、専門書をどれだけ読んで、スキルアップしたとしても、クライアントはあなたの元へはやってこないのです。

これも先ほどの収入と同じで、独立してから組織が集客してくれていたありがたみを感じるトレーナーさんが非常に多いです。

集客以外にも顧客管理、売上管理、クライアントのフォローアップやアフターフォローなどなど、全ての事を自分でやらなければなりません。

3.全部自分で責任を持たなければならない

他にも細かなことは色々とあるのですが、『1人でやっていく!』と決めた以上は、全ての結果は自分の責任だと思えないといけません。

『何かを始める時に歴史的な大雪が降ったとしても、それは自分の責任』

って思えるかが重要です。

どんなに上手くいかなくて、辛くても、それはあなたが解決して前に進まなければならないのです。

その覚悟を持ち、それをずっと継続するには、それなりの精神力(メンタリティ)が必要だと考えています。

このメンタリティを持っていない人は、独立やフリーランスになることはおすすめしません!

全部自分で責任取る覚悟があるなら、フリーランスになりましょう!

僕が『独立を考えています』『フリーランスになろうと思っています』というトレーナーさんに、「やめたほうがいいと思いますよ」とお伝えしている理由をご説明しました。

いかがだったでしょうか?

先ほど挙げた3つ以外に、

  • 自分で考えるよりも人にすぐ答えを聞いてしまう人
  • 考えて結局行動しない人

なども独立するよりもどこかに所属しながら、活動を続けた方が良いです。

もし、あなたがどんなことが起こっても、『全部自分で責任取ります!』という覚悟を持っているなら、フリーランスになりましょう!

世の中には『今までできなかった経験が出来るのが楽しい!』って感じる人もいます。

そういう人は独立やフリーランスになることを勧めます。

フリーランスは大変な面も大きいですが、それと同じくらい素晴らしいことがあります!

嫌な人との付き合いは全てやめられます!

会社でウマが合わない上司や部下、無理難題を言ってくるクライアントとの付き合いは全てやめられます。

自分が嫌だなって感じる人との付き合いは、全て止めることが出来ます。

「自分と気の合う人」や「自分が好きな人達」と仕事が出来るのです。

もちろん、独立当初はそんなことも言ってられない場合もありますが、あなたが社会に貢献できる部分は何かをしっかりと分かって、それを発信していれば、「気の合う人と仕事する」ことが出来るようになります。

自由なスケジュールが手に入ります!

会社員時代は、定休日は決まっていますし、休み以外に学びたいセミナーがあっても、なかなか参加することが出来ません。

フリーランスになったら、自分が好きなタイミングで、休みが取れますし、セミナーに参加することも出来ます。

これも独立してすぐは難しいかもしれませんが、自分の理想の働き方をしっかりとイメージして、それに向けてビジネスを進めていけば、実現可能なことです。

サラリーマントレーナーの何倍も稼ぐことも可能です!

自分の提供するサービスの価値が認められ、世の中の人から「あなたの商品やサービスが欲しい!」と言われるようになれば、サラリーマントレーナーでは決して手にできない収入を手にすることが出来ます!

もちろんこれを実現するには、マーケティングや集客などビジネス面でのやるべき活動をしっかりと行い、常に改善、向上させていくということを繰り返す必要はありますが。

ここに独立やフリーランスになるモチベーションを持っていく人がいますが、サラリーマン時代よりも稼げないトレーナーさんも沢山いることを忘れないでください。

フリーランスなれば、全てのパーソナルトレーナーが稼げるようになるという保証はどこにもありません。

フリーランスは働き方の1つです

ここまでフリーランスになることを勧めない理由やフリーランスになるために必要なことなどをお話してきました。

それらを総合して、僕の結論は、

全てのパーソナルトレーナーにフリーランスになることを勧めない

ということに変わりはありません。

なぜなら、独立やフリーランスになることは1つの働き方を選択したに過ぎないからです。

あなたが自分がやりたいことをやり、自分らしく仕事をするための働き方が「フリーランス」ならそれを選ぶのが良いでしょう。

ですが、独立を考えているトレーナーさんは、組織に属している方が自分が望む働き方が出来る場合も少なくありません。

そうした場合は、会社や給与に不満があるだけで、働き方を変えたいわけではないのです。

自分の特性を知ることが重要です!

人には、得意不得意が必ずあります。

  • 0を1にするのが得意な人
  • 1を10にするのが得意な人
  • それを管理するのが得意な人

など得意分野は人それぞれ違います。

また仕事内容も、自分がやりたくないことや好きじゃないことを

「全く苦になりません!」「好きです!」

とやってくれる人がいるのです。

得意分野が違うのに、パーソナルトレーナーという職業を選んだからのだから、全員フリーランスになった方がいい!

なんてことは絶対にありませんよね。

独立して、力を発揮する人もいれば、社長の右腕としてNo.2で輝く人もいます。

また、組織運営は苦手だけど、人材育成をしたら、ピカイチって人もいます。

このようにあなたの強みがどこで発揮されるかは、あなたの特性によって変わってくるのです。

それを知るためには、あなた自身をもっとよく知る必要があります。

そして、あなた自身が今後どのような未来を過ごしていきたいかで、働き方が決まるです。

会社員よりもフリーランスや独立している人が偉いなんてことはありません!

「自分でやっています。」というと『スゴイですね!』って言ってくださる人がスゴく多いです。

まだ独立していないパーソナルトレーナーさんの多くもそう思っているかもしれません。

会社員もフリーランスも会社経営者も経験した僕が言えることは、

会社員よりもフリーランスや独立している人が偉いなんてことはありません!

ってことです。

周りからどう見えているかは分かりませんが、それをやっている本人に偉くなったという実感はありません。

それぞれの段階でやるべきことや必要なことは変わりますが、肩書が変わることで偉くなるってことは無いです。

憧れや業界の風潮に流されて、独立やフリーランスになることは絶対にやめてください!

あなたが自分がやりたいことをやり、自分らしく仕事をするための働き方はなんなのか?

大切にしているものは何なのか?

それを見つけることから始めましょう!

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筋トレで理想の身体に導く肉体改造のプロ。 科学的根拠に裏付けられたトレーニング理論を論理的かつ分かりやすく説明する指導法には定評があり、多くのクライアントから指名されるパーソナルトレーナー。 これまでに手がけたクライアントは1,200名以上。196名のアスリート、俳優、女優、アーティストの肉体改造に携わる。 パーソナルトレーニング・講演活動に加え、トレーナーの育成や支援を行う傍ら、フィットネスとITデジタルやソーシャルメディアを融合させることで新しいトレーニングの形を創造している。 メディア出演,お仕事依頼 → info@lifetime-athlete.co.jp